クラブW杯直前に加入し、既にフラメンゴの中心選手となっているジョルジーニョ [写真]=Getty Images FIFAクラブワールドカップ2025・グループD第2節が20日に行われ、フラメンゴ(ブラジル)はチェルシー(イングランド)に3−1と逆転勝利し、2連勝を飾った。試合後、フラメンゴに所属する元イタリア代表MFジョルジーニョが、『DAZN』を通して喜びの声を届けた。
両チームともに初陣を制しており、2連勝を目指したなかでの“南米vs欧州”のゲームは、序盤の13分、フラメンゴ守備陣の連携ミスからポルトガル代表FWペドロ・ネトがゴールネットを揺らし、チェルシーが先手を取る。60分を過ぎるまではチェルシーが1点をリードしていたものの、65分に左からの落としを元ブラジル代表FWブルーノ・エンリケが押し込んで、フラメンゴが同点に追いつく。65分にはセットプレーから同代表DFダニーロが逆転後ゴールを奪うと、83分に同FWワラシ・ヤンがトドメの3点目を沈める。試合は3−1でタイムアップを迎え、フラメンゴが2連勝を飾った。
試合後、ジョルジーニョは「結果がすべてを物語っていると思う。試合の内容と展開を考えると、僕らは良いサッカーをし、ピッチ上で素晴らしいパフォーマンスを発揮できた」と、結果と内容の双方に手応えを示す。「待つべき時は待ち、プレスをかけるべき時はかける。相手を苦しめるためにハードワークを惜しまなかったし、自分たちのプレーを信じ、全員で力を合わせて戦うことができた」と語った。
また、内容面では悪くない戦いを見せながら、1点ビハインドで突入したハーフタイムにも、ジョルジーニョはポジティブな声掛けをしていたようだ。「僕らは大きな自信を手にしていたし、このような大舞台では細部が勝敗を分けることも知っている。前半は全体的に良かったので、『このまま押し続けよう』と伝えたんだ」と明かすと、そこから見せた後半の戦いぶりについては、次のような言葉で称賛した。
「前半は敵陣へ押し込み続けて、それが機能していたと感じたが、後半はさらにギアを上げる必要もあった。チーム全体がそこを理解していたからこそ、その通り実行できたのだと思う。彼らを苦しめる小さな隙間を見つけられたね」
この試合の後、グループBのもう1試合が行われ、エスペランス(チュニジア)がロサンゼルスFC(アメリカ)に1−0で勝利。現時点でグループBの首位に立つフラメンゴは勝ち点「6」、2位のチェルシーと3位のエスペランスが勝ち点「3」を獲得し、4位のロサンゼルスFCは「0」の状況。今大会のグループステージでは、勝ち点で並んだ場合には得失点差よりも先に当該チーム間の成績が考慮されるため、既にエスペランスとチェルシーに勝利したフラメンゴは、グループBを首位通過することが確定した。
最終節は24日に行われ、フラメンゴはロサンゼルスFCと激突する。
【ハイライト動画】フラメンゴが“欧州喰い”! チェルシーに3発逆転勝利