
【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは20日、米国と欧州連合(EU)の貿易交渉で、非関税障壁に関して合意に近づいていると報じた。トランプ米大統領が批判してきた巨大IT企業を規制するEUの「デジタル市場法(DMA)」の運用に関し、協議に入るもようだ。
米通商代表部(USTR)による「相互貿易に関する合意」の草案に盛り込んだ。ただ、関税については触れておらず、今後変更される可能性もある。EU側が同意するかも不透明という。
デジタル市場法はEUが世界に先駆けて導入し、4月には米アップルと米メタ(旧フェイスブック)に対し初めて制裁金を科した。米EUが協議をしている間は同法の執行から米企業を除外するとしている。