「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」初の応援上映 甚爾や犬の太助にも大歓声

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2025年06月21日 11:03  コミックナタリー

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「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」応援上映の様子
芥見下々原作によるアニメ「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」の応援上映が、去る6月20日に7都道府県9劇場の映画館で開催された。コミックナタリーは東京・TOHOシネマズ 池袋での応援上映に潜入。アニメ「呪術廻戦」として初の応援上映の模様をお届けする。

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5月30日に公開され、本日6月21日にはMX4Dおよび4DXでの上映もスタートした「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」。応援上映開催にあたっては、公式サイトで「発声大歓迎」「応援グッズの持ち込みOK」といった楽しみ方のガイドや、ペンライト点灯の参考にできるようキャラクターカラーが掲載され、YouTubeでは七海建人と灰原雄の指南映像も公開された。舞台挨拶などがないにもかかわらず、池袋のほか日比谷、新宿など複数の会場が完売。上映が始まりスクリーンに東宝、集英社、MAPPAといったクレジットが映ると、観客からは早速「ありがとー!」と歓声が飛んだ。

初の応援上映ということで序盤は観客も緊張気味の様子だったが、洋館の中を駆け抜ける庵歌姫に「がんばれー!」とエールを送ったり、五条悟の登場シーンでは「悟ー!」と呼びかけたりと、それぞれにキャラクターへの愛情が滲む。オープニングでキタニタツヤの「青のすみか」が流れると客席には青いペンライトが揺れ、「キタニありがとー!」と感謝を叫ぶ人も。前半では五条・夏油らの親し気な掛け合いも多いため、そのやりとりにさまざまなツッコミが入る。家入硝子の登場シーンでは「硝子ー!!」と作中の歌姫にシンクロするように大きな歓声が上がった。

紅茶を入れる夏油に「お湯を入れた後にティーバッグ入れたほうが美味しいよー!」と具体的なアドバイスをするなど、思わず笑ってしまうようなコメントも。会場には親子連れの姿も見られ、子供の歓声や、観客の応援に対して子供の笑い声が上がる場面では、作中の雰囲気とは裏腹に思いがけず和やかなムードが漂った。また、とりわけさまざまな歓声が送られていたのが伏黒甚爾。「かわいい!」「無職だろー!」「最後まで食べなさい!」といった親しみを感じさせるものから、後半では「人の心ないんかー!」といったものまで、甚爾の多面的な魅力が歓声に表れていた。今作におけるキーキャラクターの天内理子には、「泣かないで……」「大好き!」「帰ろう!」など、観客も寄り添うように声をかける。また犬の太助の登場シーンは「かわいい!」「唯一の癒し!」「モフらせてー!」といった歓声で大いに沸いた。

見どころの1つであるバトルシーンは、戦闘を盛り上げるBGMに合わせ観客も応援するようにペンライトを振る。五条悟が放つ術式順転「蒼」には青、術式反転「赫」には赤、虚式「茈」には紫と色を変えながら応援するファンの姿も。一方、終盤の夏油に対しては労りの声や、「誰か気付いてあげて……」という悲痛なメッセージが寄せられた。そんな中で登場した九十九由基には、「どんな女が好みかな?」というセリフに「あなたです!!」など明るい声が上がる。しかし九十九と夏油の会話が進むにつれ、観客が九十九の語りに静かに聞き入っていく様子は、どこか作中の夏油の姿と重なるようでもあった。

エンディングで五条や夏油たちの“青い春”が映し出されると、たまらないといった様子で思いを叫ぶファン、すすり泣くファン、さまざまなリアクションが入り混じる。映画が幕を下ろすと、「ありがとうー!!」という感謝の言葉と大きな拍手が会場を包んだ。

(c)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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