バイエルン、クラブW杯決勝T進出決定! 後半はボカに苦戦も、欧州勢として南米勢に今大会初勝利

0

2025年06月21日 12:48  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

オリーズ(中央・17番)が終盤に大きな決勝弾 [写真]=FIFA via Getty Images
 FIFAクラブワールドカップ2025・グループC第2節が20日に行われ、バイエルン(ドイツ)とボカ・ジュニオルス(アルゼンチン)が対戦した。

 ドイツとアルゼンチンの強豪が、クラブW杯の舞台で相まみえる。前者はチャンピオンズリーグ(CL)を6回、後者もコパ・リベルタドーレスを6回制した経験があり、国内だけでなく欧州、南米とそれぞれの大陸を代表する強豪として知られる。

 両チームはそれぞれ、クラブランキング上位として今大会に参戦。バイエルンは15日、オークランド・シティ(ニュージーランド)を相手に10−0と圧巻のゴールラッシュを見せて、堂々の白星スタートを切った。一方のボカ・ジュニオルスは16日、ベンフィカ(ポルトガル)相手に2点を先行しながら、終盤に2点を奪われてドローと痛恨の結果。バイエルン相手に大会初白星を狙う。

 前回の試合から中4日のバイエルンは、スターティングメンバーを3名変更しており、コンラート・ライマー、レオン・ゴレツカ、セルジュ・ニャブリが大会初先発に名を連ねる。一方のボカ・ジュニオルスは、中3日のスケジュールながら、変更点はレッドカードで出場停止となった2名のところのみ。最低限の入れ替えで、大会初勝利を狙う。

 試合は序盤からバイエルンが押し込む形となり、8分にはセットプレーからゴールネットを揺らす。ミカエル・オリーズの蹴った右コーナーキックが、直接ゴールに吸い込まれたものの、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。ボカ・ジュニオルスのGKアグスティン・マルチェシンの動きを制限したセルジュ・ニャブリのプレーがファウルとみなされ、得点は認められない。

 それでも、バイエルンは1度握った主導権を手放すことはなく、18分には正真正銘の先制ゴールをゲット。ボカ・ジュニオルスの11名を相手陣内に閉じ込めた状態で、パスを繋いで反撃の糸口を探ると、右サイド高い位置でボールを受けたライマーがアーリークロスを送る。ボックス内へ走り込んだキングスレイ・コマンに渡る前に、ルイス・アドビンクラが先に触ったが、こぼれ球に反応したのはハリー・ケイン。ファーストタッチでシュートを打てる位置にボールを置くと、左足で冷静に流し込み、バイエルンが先手を取った。

 その後もバイエルンペースで時計の針が進み、ボカ・ジュニオルスはなかなか攻撃へ移ることができない。それでも、31分には敵陣右サイドで獲得したフリーキックの場面、ケヴィン・セノンが直接ゴールを狙い、GKマヌエル・ノイアーを脅かす。直後の33分にも、ペナルティエリア右でこぼれ球を拾ったセノンが再び左足を振ったが、GKノイアーに弾き出され、限られたチャンスをモノにすることはできなかった。

 バイエルンの1点リードで後半へ折り返すと、立ち上がりの53分に1つ決定機を構築。ボックス内までボールを持ち運んだゴレツカの折り返しから、オリーズが左足を振り抜くも、GKマルチェシンが立ちはだかる。だが、ボカ・ジュニオルスも中盤より高い位置で前を向ける回数が増加し、両サイドバックが攻撃参加する機会も作るなど、盛り返す気配も醸し出す。

 バイエルンは57分、ゴレツカとニャブリを下げて、アレクサンダル・パヴロヴィッチと、ケガから戻ってきたジャマル・ムシアラを投入。選手層の厚さを駆使して、追加点を狙いに行くが、次の1点はボカ・ジュニオルスに生まれる。66分、自陣中央でオリーズの突破を凌いだところから、右サイドへ広げると、アラン・ベラスコが背後のスペースへスルーパスを供給。見事な予備動作で裏を取ったミゲル・メレンティエルは、カバーへ来たヨシプ・スタニシッチも置き去りにし、最後はGKノイアーとの1対1を冷静に制する。見事なカウンターアタックで、ボカ・ジュニオルスが試合を振り出しに戻した。

 失点直後に、バイエルンはラファエル・ゲレイロとキングスレイ・コマンに代えて、ダヨ・ウパメカノとレロイ・サネを送り出す。だが、同点弾によってスタジアムに駆けつけた“ボケンセ”(サポーターの愛称)に火がつき、ボカ・ジュニオルスにも勢いが増していく。

 1−1のまま終盤に突入した中で、81分にはムシアラがプレー続行不可能となり、状態を心配されながらピッチを後にする。代わって入るのは、今大会を最後にバイエルンから退団するトーマス・ミュラー。“仕事人”の登場でバイエルンに再び流れが傾くかと思われた中で、84分には次の1点を奪う。敵陣右サイド大外で前を向いたオリーズから、ボックス内でライマーがボールを引き出すと、ここから混戦が発生。最後はケインの落としからオリーズが左足で仕留め、バイエルンが勝ち越しに成功した。

 このゴールで再び勢いを手にしたバイエルンは、87分にも右サイド内側のスペースをミュラーとのワンツーで駆け上がったライマーが、冷静すぎるループシュートを沈めたものの、ここはオフサイドのため得点は認められない。だが、これ以上ボカ・ジュニオルスに反撃の隙を与えることはなく、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 この結果、バイエルンは2連勝で決勝トーナメント進出が決定。今大会、欧州勢は南米勢相手にここまで3分2敗と未勝利が続いていたが、初勝利を掴んだのはバイエルンとなった。一方で、ボカ・ジュニオルスとしてはグループステージ突破へ向けて絶望的な状態に立たされており、最終節を勝利した上で、他会場の結果次第となる。 

 次節は24日に行われ、バイエルンはベンフィカと、ボカ・ジュニオルスはオークランド・シティと、それぞれ対戦する。

【スコア】
バイエルン 2−1 ボカ・ジュニオルス

【得点者】
1−0 18分 ハリー・ケイン(バイエルン)
1−1 66分 ミゲル・メレンティエル(ボカ・ジュニオルス)
2−1 84分 ミカエル・オリーズ(バイエルン)


【ゴール動画】したたかさを見せたバイエルンがボカを下す



#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!​

⚽️ゴール (17:09)
👟Harry Kane​​
🆚Bayern Munich vs Boca Juniors
​📺​DAZNでライブ配信中​
🆓DAZNで全63試合無料配信
#FIFACWC #TakeItToTheWorld #DAZN pic.twitter.com/8nbyvI4c0K— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 21, 2025

#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!​

⚽️ゴール (65:43)
👟Miguel Merentiel​​
🆚Bayern Munich vs Boca Juniors
​📺​DAZNでライブ配信中​
🆓DAZNで全63試合無料配信
#FIFACWC #TakeItToTheWorld #DAZN pic.twitter.com/y8mr0JhRoD— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 21, 2025

#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!​

⚽️ゴール (83:18)
👟Bayern Munich ​​
🆚Bayern Munich vs Boca Juniors
​📺​DAZNでライブ配信中​
🆓DAZNで全63試合無料配信
#FIFACWC #TakeItToTheWorld #DAZN pic.twitter.com/aD7qF3sHs6— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 21, 2025

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定