“二刀流”大谷翔平 1回2K無失点&8試合ぶり26号、大谷のホームランボールを大人が取り損ねて子ども大号泣

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2025年06月23日 08:05  TBS NEWS DIG

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■MLB ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのナショナルズ戦に“1番・DH兼投手”の“二刀流”で出場し、1回、18球を投げて、被安打0、奪三振2、四死球0、失点0。二刀流復帰後初となる三振を奪うなど、1回2奪三振無失点に抑えた。打撃では4打数2安打5打点、8試合ぶりの26号を放った。

前回17日の登板後に「次も投げられそうな雰囲気があることがまず、1歩前進かな」と話していた。2度目の登板でバッテリーを組むのはD.ラッシング(24)、この試合では大谷は左腕にピッチコムをつけて、大谷が球種を選んでいた。1回表、1番・CJ.エイブラムス(24)をファーストゴロに打ち取ったが、2番・J.ウッド(22)の内野フライをショートのM.ベッツ(32)が落球。不運な形で走者を許した。

しかし、3番・L.ガルシアJr(25)には復帰登板では投げていなかったカットボールを投げた。カウント2−2から内角低めのスイーパーで空振り三振。二刀流復帰後初めての三振を奪った。

4番・N.ロウ(29)にはカウント0−2からの3球目でこの日最速の158.9キロをマーク、そしてカウント2−2から7球目、低めのカットボールで空振り三振、2者連続三振で無失点、ベンチには笑顔で戻ってきた。

すると、ベンチ前ですぐにレガースを付けて打席の準備、落ち着く暇もなく打席に向かった。ナショナルズの先発はM.ソロカ(27)、ストレート中心の組み立てで攻められて、フルカウントから外角高め、ボール球のストレートに手が出てしまい空振り三振に倒れた。

大谷は1回で降板し、“1番・DH”で試合に出場、2人目にB.カスパリオス(26)が登板、3回には2死から四球、ヒットで走者を許すと、4番・ロウに2試合連続となる13号スリーラン、2死走者なしから3失点してしまった。

3回、2死一塁で大谷の第2打席、ソロカが1球目にセットポジションが静止せずにボーク、走者が2塁に進んだ。仕切り直しとなった大谷の打席、ここはソロカ得意のスラーブで攻めてきて、カウント1−2から4球目も内角低め、ボール球のスラーブで空振り三振、大谷は2打席連続三振となった。

0対3とドジャース打線は5回までソロカにヒット1本に抑えられていたが、6回、先頭のラッシングがツーベースで出塁、無死二塁で大谷の第3打席、カウント2-0から2球連続で際どいコースをボールと判定、しっかり見極めてストレートの四球、繋ぐ野球でチャンスを広げると、1死満塁とし、ソロカを降板させた。

このチャンスで4番・M.マンシー(34)、ナショナルズ2人目は左腕のJ.A.フェレーア(25)、カウント2-1になると、ピッチャーマウンドが掘られて、フェレーアは補修を要求、絶妙な間の取り方をした。それでも集中力を切らさなかったのがマンシー、カウント2-2からシンカーを逆方向へしっかり叩き、レフトスタンドへ10号逆転満塁ホームラン。マンシーの一振りで試合をひっくり返した。

7回には無死満塁で大谷の第4打席、ナショナルズ3人目、R.ルータス(26)と対戦。ここでは1球目、内角低めのスライダーを引っ張り1塁線をわずかに外れてファウル。2球目も同じ内角低めのスライダー、今度は1塁線を破る走者一掃の3点タイムリースリーベース。さらに2番・ベッツがタイムリー、そして、マンシーが2打席連続の11号スリーラン、マンシーはこの試合7打点。

そして、8回、大谷の第5打席、ナショナルズ5人目、J.ラトレッジ(26)のストレートを逆方向に叩き、レフトスタンドギリギリへ、ボールがグラウンドに戻り、大谷も2塁でストップした。審判団がVTRで確認すると、フェンスの向こう側の親子で来ていたファンがキャッチできずに、グラウンドへ戻ってきたと判定されて、8試合ぶり26号ホームラン。しかし、大谷のホームランボールをキャッチできなかった大人に対して、子供は大号泣していた。チームはナショナルズ先発ソロカに5回途中までノーヒットに抑えられていたが、終盤の集中打で大量13得点、逆転勝利を収めた。
 

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