「物価高対策」「政治資金の透明性」=有権者、1票に託す―都議選
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2025年06月23日 08:31 時事通信社

夏の参院選の前哨戦と位置付けられ、国政の未来をも占う22日投開票の東京都議選。有権者からは「手取りを増やす物価高対策」や「政治資金の透明性」などを求める声が聞かれた。
台東区の会社員梅田義晃さん(62)は、物価高対策や社会保障を重視して1票を投じたという。「若い世代の年金受給額が減らないか心配。保障の充実や手取り増加を訴える候補者に期待を込めた」と話した。
小学2年の子を持つ三鷹市の40代会社員の女性は「育児に優しい政治」を求めた。婚約者と買い物をしていた世田谷区の20代会社員の女性も「具体的な政策を公約に挙げている候補者に投じた」と子育て世帯への支援の必要性を訴えた。
都議会自民党の裏金問題。大田区の会社員男性(22)は、「説明が不十分で、根本的な原因が未解明だ」と憤った。世田谷区の会社員鈴木実紀さん(59)は、「透明な政治資金が重要だ」と話した。
X(旧ツイッター)やユーチューブで情報収集したという同区の20代女性は、「候補者の声や表情があると見やすいが、意図的に切り取られた一場面の動画に惑わされないよう気を付けた」と振り返った。
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