終盤にグリーズマンが均衡を破るも、時既に遅し [写真]=Getty Images FIFAクラブワールドカップ2025・グループB第3節が22日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とボタフォゴ(ブラジル)が対戦した。
現地時間6月14日に開幕した32チーム制のクラブW杯も、いよいよグループステージの最終節に突入。グループBでは、アトレティコ・マドリードとボタフォゴ、そしてシアトル・サウンダーズ(アメリカ)とパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)が、決勝トーナメントへ進む2つの枠を懸けて最終決戦に臨む。
クラブランキング上位として今大会に参戦したアトレティコ・マドリードは、15日の第1節でPSGに0−4とショッキングな大敗。それでも、19日にはシアトル・サウンダーズを3−1で下し、今大会初白星を手にした。今節を3点差以上で勝利すれば、自力での決勝トーナメント進出が決まる。
一方のボタフォゴは、2024シーズンのコパ・リベルタドーレスで初戴冠を果たし、今大会へ参戦。15日の第1節ではシアトル・サウンダーズを2−1、19日の前節ではPSGを1−0で破っており、ここまで2連勝中。この試合を引き分け以上で終えることができれば、無条件で首位通過が確定する。
そんな両チームによる試合は、カリフォルニア州ロサンゼルスの『ローズボウルスタジアム』でキックオフ。立ち上がりの時間帯はボタフォゴがより多くのチャンスを作り出し、10分には決定機を構築。カウンターの局面でイゴール・ジェズスのポストプレーから、ジェフェルソン・サバリーノが背後に抜け出し、GKと1対1のチャンスを迎えたものの、ここはGKヤン・オブラクが立ちはだかる。
決勝トーナメント行きのため、まずは1点が欲しいアトレティコ・マドリードは、時計の針が進むとともにフィニッシュまで持ち込むシーンを増やしていく。コナー・ギャラガーやフリアン・アルバレスらがゴールを脅かしたものの、均衡を破るまでには至らず、前半も終盤に突入。前半アディショナルタイムには、ロドリゴ・デ・パウルからのクロスボールをアレクサンダー・セルロートが頭で落とし、ボールを受けたアルバレスが倒されたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を経てセルロートのファウルが取られ、PKは認められない。
スコアレスで後半へ折り返すと、アトレティコ・マドリードはギャラガーを下げてアントワーヌ・グリーズマンを投入。前への圧力が増したアトレティコ・マドリードは、マルコス・ジョレンテ、セルロート、ジュリアーノ・シメオネらが次々にシュートを放つも仕留められない。61分にはパブロ・バリオス、アンヘル・コレアと繋ぎ、右サイドで追い越す動きを見せたM・ジョレンテがクロスボールを送る。マイナスの位置でフリーになったセルロートが頭で合わせたが、ここも枠の外へ。
後半はアトレティコ・マドリードのペースで試合が進みながら、1点が遠い。このような状況で終盤に突入したものの、87分に均衡が破れる。ゴール前でこぼれ球を拾ったアルバレスがボックス左を縦に破り、マイナスへ折り返すと、最後はファーサイドでフリーになっていたグリーズマンが左足でゴールネットを揺らし、先手を取った。
だが、これ以上の得点が生まれることはなく、試合はこのまま1−0でタイムアップ。この結果、PSGも含めた3チームが勝ち点「6」で並び、当該チーム間の直接対決成績も1勝1敗のため、得失点差で順位を決めることに。1位がPSG、2位がボタフォゴ、3位がアトレティコ・マドリードとなった。
勝ち抜けを決めたボタフォゴのラウンド16は28日に行われ、グループAの1位通過チームと対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1−0 ボタフォゴ
【得点者】
1−0 87分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
【ゴール動画】グリーズマンが終盤に均衡を破ったが…
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⚽️ゴール (86:06)
👟Antoine Griezmann
🆚Atletico Madrid vs Botafogo FR RJ
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