契約最終年が迫る守田英正 [写真]=Getty Images 日本代表MF守田英正がスポルティングに残留する可能性が高まっているようだ。23日、ポルトガル紙『A Bola』が伝えている。
川崎フロンターレ、サンタ・クララを経て2022年夏にスポルティングへ加入した守田は、ここまで公式戦通算116試合に出場し10ゴール11アシストをマークするなど、ポルトガル屈指の名門で主力として活躍。在籍3年目の今シーズンは2度の指揮官交代に揺れたチームで公式戦35試合出場2ゴール3アシストという成績を残し、プリメイラ・リーガ連覇に大きく貢献した。
守田はスポルティングと2026年6月末までの契約を締結しており、間も無く契約最終年へ突入することに。クラブ側は年明けにかけて契約延長を打診したものの、より高いレベルでのプレーを希望する選手側はこれを拒否したと伝えられている。
報道によると、守田がスポルティングとの新たな契約にサインする可能性は低いとのこと。今夏は移籍金を獲得するチャンスとなるが、ルイ・ボルジェス監督が能力を高く評価していることから、クラブ側は30歳の日本代表戦士を来シーズンも残留させる意向を示しているという。選手側が態度を軟化させて契約延長に応じることを期待している一方で、来夏にフリートランスファーで退団するリスクも受け入れているようだ。
なお、日本代表MF田中碧が所属するリーズやウルヴァーハンプトン(ウルブス)からの関心が報じられていた守田だが、スポルティングの要求額である1000万ユーロ(約17億円)を満たすオファーが提示される見込みはない模様。さらには700万ユーロ(約12億円)から800万ユーロ(約14億円)程度のオファーも現時点では提示されていないようだ。