2点差追い付いたパルメイラスがグループA首位通過!…メッシ擁するインテル・マイアミも2位で決勝Tへ

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2025年06月24日 12:04  サッカーキング

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激闘を演じたパルメイラスとインテル・マイアミ [写真]=Getty Images
 FIFAクラブワールドカップ2025・グループA第3節(最終節)が23日に行われ、インテル・マイアミ(アメリカ)とパルメイラス(ブラジル)が対戦した。

 前節終了時点で勝ち点「4」で並ぶインテル・マイアミとパルメイラス。インテル・マイアミは開幕戦をスコアレスドローで終えると、前節は“千両役者”リオネル・メッシが芸術的なFKを叩き込んで初白星を挙げた。一方のパルメイラスはポルトと引き分けた後、クラブW杯常連のアル・アハリ・カイロ(エジプト)に2−0で完勝。両チームともに今節引き分け以上でグループ突破が確定し、敗れた場合でも他会場の結果次第で決勝トーナメントへ進出する可能性がある。

 序盤はパルメイラスが主導権を握る中、やや劣勢だったインテル・マイアミが16分に一瞬の隙を突いて先制に成功する。自陣深くからのクリアボールをルイス・スアレスが巧みなポストプレーで繋ぎ、前がかりになっていた相手守備陣の背後へ抜け出したタデオ・アジェンデがGKとの1対1を制してネットを揺らした。先制を許したパルメイラスはこのプレーでセンターバック(CB)のムリロ・セルケイラが負傷し、途中交代を余儀なくされている。

 攻勢を強めるパルメイラスだが、焦りからかラストパスやフィニッシュの精度を欠く場面が続く。32分には前線でパスカットしたエステヴァン・ウィリアンからリチャルド・リオス、ホセ・マヌエル・ロペスと繋いで決定機を創出。しかし、ファクンド・トーレスがボックス内左から放ったシュートは惜しくも枠の右へ外れ、同点ゴールとはならない。インテル・マイアミも何回か鋭いカウンターを繰り出すも追加点は奪えず、前半は1−0で終了した。

 後半の立ち上がりもパルメイラスが主導権を握る中、インテル・マイアミはメッシが随所で輝きを放ち、53分にはスペースを突いた攻撃からアジェンデに2ゴール目のチャンスが到来。58分にもカウンターの流れからメッシが強烈なミドルシュートを放つ。対するパルメイラスはエステヴァンや途中出場のマウリシオらが起点を作って攻め込むも、なかなか決定機を作り出すことができない。

 迎えた65分、敵陣中央でボールを収めたスアレスが複数人に囲まれながらもゴール方向へドリブルで持ち出し、対峙したブルーノ・フッシシュを右足のキックフェイントでかわしてボックス内へ侵入。左足の強烈なシュートをニアサイド上へ突き刺し、インテル・マイアミが貴重な追加点を奪った。2点を追うパルメイラスは80分、アランのスルーパスで狭いスペースを抜け出したパウリーニョがゴール左隅へ流し込み、1点差に詰め寄る。

 追撃の1点で勢いに乗ったパルメイラスは87分、右サイドからのクロスのこぼれ球をボックス内のマウリシオが豪快に蹴り込み、土壇場で試合を振り出しに戻す。試合はこのまま2−2で終了し、パルメイラスが首位、インテル・マイアミが2位で決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント1回戦ではパルメイラスがボタフォゴ(ブラジル)と、インテル・マイアミがパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦する。

【スコア】
インテル・マイアミ 2−2 パルメイラス

【得点者】
1−0 16分 タデオ・アジェンデ(インテル・マイアミ)
2−0 65分 ルイス・スアレス(インテル・マイアミ)
2−1 80分 パウリーニョ(パルメイラス)
2−2 87分 マウリシオ(パルメイラス)

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