壮絶な計8発の撃ち合いはドロー決着…3位ポルト＆4位アル・アハリ、ともにGS敗退が決定

　FIFAクラブワールドカップ2025・グループA第3節が23日に行われ、ポルト（ポルトガル）とアル・アハリ（エジプト）が対戦した。

　ポルトは3位で、アル・アハリは4位でグループステージ最終節を迎えた。両者にとって勝利が、決勝トーナメント進出の前提条件となるなか、試合は14分にエジプトの名門が均衡を破る。ポルトの繋ぎのミスを見逃さなかったアル・アハリはショートカウンターを発動させ、最後はFWウェッサム・アブ・アリーがゴールネットを揺らした。

　対するポルトも23分、FWダニエル・ナマソのポストプレーからFWロドリゴ・モラがボールを拾うと、単独で最終ラインを突破。飛び出してきた相手GKをも交わし、スコアを振り出しに戻した。

　このまま前半終了かと思われた45分には、アル・アハリがPKを獲得すると、これをウェッサム・アブ・アリーが冷静に沈める。アル・アハリが再びリードを奪い、ハーフタイムを折り返した。

　迎えた後半は、前半以上のノーガードの殴り合いに。まずは50分、ポルトは左サイドで受けたMFウィリアム・ゴメスのカットインからの右足コントロールシュートで、再び追いつく。すると直後の51分には、今度はアル・アハリが、ウェッサム・アブ・アリーのハットトリックで三度リード。それでも53分に、FWサム・アゲオワ（オモロディオン）のヘディング弾で、ポルトはもう一度横に並んだ。

　が、64分には、アル・アハリが4度目のリードに成功。MFモハメド・アリー・ベン・ロムダンのスーペルゴラッソが突き刺さったのだ。

　その後は攻勢を強めるポルトに対して、カウンターでトドメを刺しにいくアル・アハリという構造に。そうしたなかで89分、ポルトがMFペペーのゴールでまたまたまたまた同点とした。そしてこれ以上はスコアが動かず、4−4でタイムアップ。勝利が必須だった両者のグループステージ敗退が決定した。

【スコア】
ポルト　4−4　アル・アハリ
【得点者】
0−1　15分　ウェッサム・アブ・アリー（アル・アハリ）
1−1　23分　ロドリゴ・モラ（ポルト）
1−2　45＋2分　ウェッサム・アブ・アリー（アル・アハリ）
2−2　50分　ウィリアム・ゴメス（アル・アハリ）
2−3　51分　ウェッサム・アブ・アリー（アル・アハリ）
3−3　53分　サム・アゲオワ（ポルト）
3−4　64分　モハメド・アリー・ベン・ロムダン（アル・アハリ）
4−4　89分　ペペー（ポルト）