警視庁本部=東京都千代田区 オンラインカジノで賭博をしたとして、警視庁保安課は24日、賭博容疑で、フジテレビの山本賢太アナウンサー(27)=東京都品川区=を書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。容疑を認め、「法律違反になるかどうかは軽く考えていた」などと話しているという。
同課によると、オンラインカジノの常習賭博容疑で同庁に逮捕された同社バラエティ制作部企画担当部長の鈴木善貴容疑者(44)への捜査の中で関与が浮上した。同容疑者からオンラインカジノについて話を聞いていたとみられる。
送検容疑は昨年5月29日〜同7月7日ごろ、国内からスマートフォンで海外のオンラインカジノサイト「ミスティーノ」にアクセスし、バカラ賭博をした疑い。
昨年2月14日〜同7月7日ごろ、計約1250万円を同サイトに入金していた。収支はマイナス約400万円だった。
フジテレビは今月11日、山本アナウンサーが過去にオンラインカジノを利用していたと発表していた。書類送検を受け、「重く受け止めている。厳正に対処したい」とコメントを出した。

フジテレビの山本賢太アナウンサー(同局のホームページより)