オサスナは23日、アレッシオ・リッシ新監督就任を発表 オサスナは23日、アレッシオ・リッシ新監督就任を発表。契約期間は2027年夏までの2年間となる。
セグンダで“ダークホース”にチームを変貌させた青年指揮官が、パンプローナにやってくる。1985年11月4日生まれのリッシ氏は現在39歳。レバンテの育成年代でキャリアを積み、2021−22シーズンは途中からトップチームも率いた経歴を持っているなかで、2023年夏にミランデスの監督就任すると、2年目となった今シーズンにスペイン国内にその名を轟かせることに。レンタル加入選手が13人、リーグ3番目に若い平均年齢24.3歳のチームで、勝ち点75の4位フィニッシュを達成。昇格プレーオフでもラシン・サンタンデールを破って決勝戦に進出すると、一時は初昇格に片手をかけるところにまで至ったのだ。最後は総力戦に持ち込んだオビエドに力負けしたものの、得点ランク2位となったFWホアキン・パニチェリを始めとする若手選手の覚醒を促し、チームを化けさせた手腕は、スペイン国内で高く評価されている。
そんなオサスナの就任発表に先立つ形で、ミランデスは同日にリッシ監督の退任をアナウンス。創設98年目の“育成型クラブ”は、昇格という絵空事が現実味を帯びた、歴史的な快進撃の立役者に対して、「すべてに感謝します、ミスター。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。プロフェッショナルな面でも個人的な面でも、クルブ・デポルティーボ・ミランデスの歴史の一部として永遠に記憶に残る存在です」と感謝と賛辞を綴った。
6年間指揮を取ったハゴバ・アラサテ前監督の後任として、ビセンテ・モレノ氏が就任した今シーズンは、クラブ史に刻まれるFWアンテ・ブディミルの活躍により、最後まで欧州大会出場権を争ったわけだが、わずか1年での指揮官交代を決断したオサスナ。昇降格を繰り返すエレベータークラブからの脱却を果たし、安定的な成功を収めている今、“ロス・ロヒージョス”はリッシ新監督と次なるステージへと足を踏み入れる。
【公式発表】リッシ新監督就任を発表したオサスナ
COMUNICADO OFICIAL | Alessio Lisci, nuevo entrenador de Osasuna.https://t.co/eSEjJ9h37f#BienvenidoLisci | #OngiEtorriLisci pic.twitter.com/qFeNcsaIfq— C. A. OSASUNA (@Osasuna) June 23, 2025