偉大なる父が立った舞台に到達! ラージョ所属の“エトーの息子”がトップ昇格へ…欧州大会デビューも間近に
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2025年06月24日 19:10 サッカーキング

本格的にラ・リーガでのキャリアが始まるFWエトー [写真]=Getty Images ラージョ・バジェカーノBに所属するFWエティエンヌ・エトーが、来シーズンよりトップチームに昇格するようだ。23日、スペイン紙『アス』が報じている。
偉大なる点取り屋の“サラブレッド”が、いよいよ、追いかけ続けた父と同じ舞台に立とうとしている。2002年8月18日生まれのエティエンヌ・エトーは現在22歳で、名前の通り、実父はかつてバルセロナやインテルなどで活躍したサミュエル・エトー氏だ。マジョルカのカンテラでキャリアを築き始めた後、複数クラブを経て昨夏に加入したラージョ・バジェカーノのBチームで台頭。今シーズンのテルセーラRFEF(5部相当)では40試合に出場し30得点を記録しており、セグンダRFEF昇格の立役者となった。また、すでに父親譲りの得点力の片鱗を見せる同選手は、昨年10月のコパ・デル・レイ(国王杯)でトップチームデビューを飾ったほか、2024−25シーズンはラ・リーガでも2試合(計38分)に出場していた。
そうしたなかで『アス』によると、エトーは来シーズンよりトップチームに登録されるとのことだ。37歳イニゴ・ペレス監督が率いるラージョ・バジェカーノは、パリオリンピックでの金メダル獲得に貢献したセルヒオ・カメージョを始め、元スペイン代表のラウール・デ・トマスやランディ・エンテカとFW陣にも実力者を揃えており、ポジション争いは熾烈を極めるだろう。それでも、2025−26シーズンに24年ぶりの欧州大会となる、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)に出場するチームにおいて競争は必要不可欠であり、エトーにはレギュラーを脅かすことが期待されている。
かつて、「父が成し遂げたすべてのことが、僕が自分の夢を追いかける後押しになったんだ」と明かしていたエトー。偉大なる父が立った舞台にまで辿り着いた今、ここは越えるためのスタートラインとなる。
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