
部下の功績を平然と横取りする上司は許せない。投稿を寄せた研究員の50代男性(技術コンサルタント/年収1600万円)は上司に発明の手柄を横取りされたことがある。
「特許発明届出書に印をもらったら、“発明者”の欄に上司の名前が判子と一緒に勝手に追加されていた」
上司はその発明に一切関わっていなかった。手柄にタダ乗りする形だ。男性が「なんで自分を発明者に勝手に加えてるんですか?」と尋ねると、
「それぐらいさせてもらわないと上司のうまみがないだろう」
と言い放ったそう。
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男性は、「うまみって何?」と疑問を呈し、「他の部内研究員にはやらないくせに、一番の若手の私の発明にだけ勝手に何度も名前を追加してきた」と書いている。若手だから舐めてかかっていたのだろう。理不尽なことはほかにもあった。(文:西荻西子)
上司の指示で残業必須の作業をしていたら「研究員のくせに残業するな」
男性は上司に、ある研究の内容を報告した。すると、上司は翌月にはその内容を
「前に私が教えてやった通りだろう」
と、あたかも自分が教えたことであるかのように語った。男性は呆れ返り、「自分が教えたことになっている」と揶揄する。これはわざとではなく、素でやっている可能性があるから恐ろしい。
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また、実験に必要な時間が10〜12時間にのぼることもあり、やむを得ず残業が必要になることも。にもかかわらず、
「研究員のくせに残業するな」
と言われた。しかも、この実験は上司の指示でやむを得ず追加でやっている作業だったという。男性は当時の心境を次のように語る。
「効果のないことの証明実験も大切な仕事。しかし、研究員は残業するな、とは今でも全く理解ができない。人件費と成果で研究チームが評価=上司が評価される仕組みなので、余計に腹が立った」
当時はまだ書面で残業届を提出する時代だったが、提出したはずの残業書が上司によって破られ、ゴミ箱に捨てられていることさえあったという。男性は、
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「労働組合の委員もいたが、何もしない会社だった。さすが社歴100年超えの腐った会社」
と、会社の体質を批判していた。
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