公務中に交番などで部下にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪などに問われた県警の元警部補、宮石祐輔被告(37)=北九州市門司区=に対し、福岡地裁小倉支部(松浦佑樹裁判官)は25日、懲役2年、執行猶予5年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
松浦裁判官は、「警察官として周囲に範を示すべきにもかかわらず、上司という立場や状況に乗じ、拒絶する被害者にわいせつ行為を繰り返したのは強い非難にあたる」と指摘。「被害者は強く抵抗もできない中で耐え忍ぶしかなく、肉体的、精神的苦痛は重大である」と断罪した。
判決によると、宮石被告は2023年5〜6月に計5回、部下の女性にキスや胸をもむといったわいせつな行為などをした。【井土映美】
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