高度成長期に登場した軽の名車「マツダ・キャロル360」11台が京都に集結!!愛好家が語る魅力

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2025年06月25日 16:10  まいどなニュース

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静岡から愛媛までの11台のマツダ「キャロル360」が集まった(京都市伏見区中島宮ノ前町)

 高度成長期に製造された軽自動車のマツダ「キャロル360」の愛好家が集まる催しがこのほど、京都市内で行われました。半世紀以上前に製造された11台が京都に集結。エンジン音を響かせながら都大路を走りました。

【動画】京都市内にマツダ「キャロル360」が集結

 自動車技術会(東京都千代田区)のホームページによると、マツダキャロル360は1962年にマツダが製造を開始した排気量360ccの軽乗用車。軽自動車としては初の4ドアで、総アルミ製エンジンが特徴といいます。

 愛好家は半年に1回程度、各地で集まっています。5月31日に行われた「キャロル360オーナーズミーティングin京都」には関西を中心に静岡から愛媛までの11台が京都市伏見区のカフェに集結しました。

 幹事を務めた伏見区の会社員北井龍弥さん(31)と妻の綾野さん(29)の車は5年ほど前に入手した1968年式。かわいい外観に引かれ購入した。クーラーは付いていないため、冷風が出るように自作したといいます。「軽トラックより乗り心地はいいですよ」と北井さんは語ります。

 一方、左京区の上月章さん(78)は約35年前から乗っている愛車で駆けつけました。当初は国産スポーツカーに乗ろうと思っており、「つなぎ」に一時的な車としてキャロル360に乗り始めました。すると、愛好家仲間とつながりができ、以降メンテナンスを繰り返しながら乗り続けています。上月さんは「この車は自分で部品を触ることができる」と3Dプリンターで自作したパーツを見せながら魅力を話します。

 愛好家らは伏見区のカフェに集合した後、連なって出発。約10キロ離れた南禅寺へと向かいました。

 幹事を務めた北井さんは「これだけ遠方からも来てくれてうれしい」と話しました。上月さんは「若い参加者が増えているのがいい。中学生の孫もキャロル360に乗りたいと言っているので引き継ぎたい」と笑顔で語りました。

(まいどなニュース/京都新聞・浅井 佳穂)

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