外来種がはびこる川を“ガサガサ”と1時間漁った動画が、YouTubeに投稿されました。そのまさかの結果は、記事執筆時点で1万2000回再生を超えています。
動画を投稿したのは、生態系保全活動の様子などを発信している「がやまる」さん。今回はYouTubeチャンネルの視聴者の依頼で、ある川にやってきました。
ターゲットはアカミミガメ。川底とコンクリート製の構造物の隙間に網を差し入れると、早速1匹目を捕まえました。続いて大きなメスと小さなオスを捕獲。この川はかなり繁殖しているようで、川底をノシノシと歩いている姿があちらこちらで見られます。
その状態はもはや“アカミミフィーバー”。あまりにもたくさんいるため、1〜2分の作業で網はパンパンになってしまいます。限界まで詰め込まれたカメたちを前に、がやまるさんは「持ち帰るの大変だぞぉ」とつぶやきました。
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アカミミガメといってもさまざまで、中には腹部が鮮やかなオレンジ色の個体も。それぞれに特徴があって面白いですが、本来の生息地ではない日本で繁殖されては困るので、どんどん捕まえていきます。
小走りで追跡したり、見えにくい所に隠れている個体を探し出したりと、がやまるさんの大捕物は続きます。しかし、いくら捕まえても次のカメが見つかるので、いっこうに終わる気配がありません。これは大変だ……。
日没までのわずかな時間で捕獲した数はなんと70匹! がやまるさんも一度にここまで捕まえたのは初めてだそうです。中には手と同じくらいのサイズにまで育った巨大ガメもいました。
この川はアカミミガメが高密度に繁殖しており、今回捕まえたのはほんの一部とのこと。水中の生物や、それを狙う鳥、周囲に生えている植物にも影響を与えかねないため、定期的に通って捕獲するとしています。
なお、アカミミガメの捕獲や持ち帰り、飼育に関しては規制されていませんが、野外への放出は禁止されています。飼育する際は責任を持って最後まで飼いましょう。
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捕獲動画には「こ、これはとんでもない数…」「70匹!!!!!! 脅威ですね」「繁殖力の強さを感じます」「この川ヤバすぎる」「短時間ですごい数…お疲れさまでした」などの感想が寄せられました。
がやまるさんはYouTubeチャンネルの他、X(Twitter/@jpnpondturtle)とTikTok(@siberiannishi)も運営中。外来生物を捕獲する様子などを伝えています。
動画提供:「がやまる」さん
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