【バスケ】三屋裕子氏が日本協会会長退任、5期10年 後任はBリーグ島田チェアマンが兼任へ

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2025年06月26日 05:10  日刊スポーツ

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三屋裕子氏(2025年2月3日撮影)

日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(66)が退任し、Bリーグの島田慎二チェアマン(54)が新会長に就任する方向であることが25日、分かった。28日の臨時評議員会で一本化される見通し。島田氏は協会とBリーグのトップを兼任する。


三屋会長は、JリーグとBリーグの元チェアマン・川淵三郎氏に請われる形で、バレーボール界からバスケ界に転身。16年に日本協会の会長に就任した。協会は22年に、会長の最大任期を4期8年から7期14年に延長。現在5期目の三屋会長は、協会発足100周年の30年に女子W杯誘致を明言するなど、6期目にも意欲を見せていた。一方で、5期10年を1つの区切りとする考えもあり、身を引くことになった。


島田氏はBリーグ千葉Jの社長や会長を務めた後、20年に同リーグのチェアマンに就任。積極的に改革を進め、新トップカテゴリー「Bプレミア」の創設にまい進。プレミアの下に「Bワン」「Bネクスト」を置く新体制を26年秋からスタートさせる。


Bリーグ創設時には、リーグトップと日本バスケ協会会長を川淵氏が務めた。とはいえ、各年代の日本代表強化などをつかさどる競技団体トップと、興行を運営するリーグトップは利益相反の関係にもある。今月12日にBリーグ次期チェアマン候補者として内定した島田氏は、難しいかじ取りを担うことになる。権力集中を懸念する声もある。


なお同協会の東野智弥技術委員長(54)は任期満了により退任。B1名古屋Dの社長兼GMに転身し、女子Wリーグ三菱電機でも要職に就く見込み。

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