小動物飼育OKのマンション 隣室から聞こえる謎の奇声 意を決して尋ねるも…「うちにはオウムしかいませんけど」とあっけらかんと語る隣人にモヤモヤ

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2025年06月26日 07:40  まいどなニュース

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何この声…隣の部屋から…?

駅からのアクセスが良く、築年数は古いながらも丁寧にメンテナンスされているAさんのマンション。家族で静かに暮らしていたその日常は、ある日突然、隣人の“予想外のペット”によって崩れ始めます。いわゆる「隣人ガチャ」のリアルな一例です。

【漫画】引っ越してきた隣人 穏やかそうな様子に安心していましたが…(全編を読む)

ペットのトラブルといえば、犬や猫の鳴き声やニオイ、アレルギーなどがよく話題になりますが、Aさんのケースはやや異なるものでした。

マンションの規約では飼育可能?不可能??

関東在住の主婦・Aさん(40代)が暮らすのは、築30年以上のマンション。古さはあるものの、中古物件として今も人気が高く、管理も行き届いています。

最近では小型犬や猫の飼育を制限付きで認める新築マンションも増えていますが、Aさんのマンションは管理規約が昔のままで、犬や猫の飼育は禁止されています。

ただし、ハムスターや小鳥、金魚・熱帯魚などの小動物は許可されており、「散歩などで共用部に連れ出さず、鳴き声などで迷惑をかけない動物」が対象という認識でいたそうです。実際、10年以上暮らすなかでペットトラブルは一度もありませんでした。

そんなAさん一家の静かな暮らしは、ある日を境に一変します。

ホラー映画みたいな叫び声が響いているんですが??

Aさんの隣室には、長年暮らしていた高齢のご夫婦が住んでいましたが、サービス付き高齢者住宅へ転居。その後、新たに引っ越してきたのは、共働きの中年夫婦で、引っ越し当日にあいさつにも来てくれました。

「平日はほとんど家にいませんが、何かあればよろしくお願いします」と穏やかに話す姿に、Aさんも安心していたといいます。

ところが、異変を感じたのはその数日後。

掃除機をかけようと窓辺に近づいたとき、外から聞こえてきたのは「ア゛―――ア゛―――」という、動物とも人間ともつかない、なんとも不気味な叫び声のような音でした。ホラー映画で、謎の何かが主人公を襲う直前に上げていたうめき声に似ている気さえしてきます。その音が聞こえてくるのは、どうやら隣のベランダ方向。

その日から、日中家で一人になると鳴き声が聞こえてくるようになりました。ただ、不思議なことに平日の日中にだけ聞こえ、夜や土日には何も聞こえてこないため、夫に相談しても「気のせいじゃない?」と取り合ってもらえません。

Aさんは意を決して、隣人宅を訪ねることにしました。

かたくなに認めない飼い主

「平日の日中、よくわからない声がお宅から聞こえてくる」「もしかしたら動物の鳴き声かもしれない」…Aさんの訴えに、隣人はあっけらかんと即答。

「え、ウチですか?? うちにはオウムしかいませんけど」

「…いや、それって、鳴きますよね!?」

やっとよくわからない“鳴き声”の主が判明した!とスッキリしたAさんですが、お隣さんが続けた言葉に驚きます。

「でも、それはおかしいです。うちの子はとてもおとなしくて、一切鳴きませんよ。ほら、今も何も聞こえないでしょう? もう高齢のおじいちゃんなので、そもそも大きな声で鳴くことなんて、できないんです。きっと何かの間違いだと思いますよ」

Aさんが「明らかにお宅が引っ越してこられてから聞こえるようになった」と伝えても、「そもそもここって、小鳥は飼ってもいいマンションですよね?」とだけ言い残し、ドアを閉められてしまいました。

オウムの鳴き声に詳しくないAさんはネットで調べ、まさに聞こえていた声と一致する動画を発見。「やっぱりこれだ」と確信しましたが、果たしてこのオウムは規約でいう「小鳥」と言えるのかどうか…。

確かに、その鳴き声が聞こえ続けているからといって、すぐに大問題というわけではありません。といいながら、関係を一切認めようとしない隣人の態度に、Aさんはモヤモヤした日々を送っているといいます。

(まいどなニュース特約・中瀬 えみ)

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