琵琶湖の聖地巡拝クルーズ　近江の奇祭『伊崎の棹飛』の湖上観覧も

　比叡山の百日回峰行を満行した行者が、びわ湖に突き出した棹（さお）から飛び込む「伊崎の棹飛び」。この年に一度の奇祭を観覧する「近江の奇祭『伊崎の棹飛』湖上観覧と琵琶湖の聖地巡拝」（琵琶湖汽船・滋賀県大津市）の参加者募集が始まった。運航は8月1日（金）だ。

　伝承では千年近く続いてきたといわれている「伊崎の棹飛び」。行者は人々のさまざまな願いを背負って、長い棹の先端まで歩きびわ湖に飛び込む。湖上からの観覧・参拝では、その緊張感や迫力を感じることができる。高速船で湖西から湖東、彦根市沖の多景島、また湖西へと移動。湖上での昼食付きだ。

　また、びわ湖とともに生きてきた地域の物語を、同行講師が丁寧にわかりやすく解説してくれるから、見物だけでは得られない観覧体験になる。心地よい風に吹かれ、夏の暑さを吹き飛ばすびわ湖の旅を楽しめる。料金は乗船料、昼食代、拝観料、保険料、税込みで大人1万2000円、小学生9000円。事前予約制。申し込みは琵琶湖汽船予約センターへ電話（077-524-5000）か、琵琶湖汽船公式ホームページから。

もっと大きな画像が見たい・画像が表示されない場合はこちら