トランプ米大統領(写真左)とパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長(AFP時事) 【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは25日、トランプ大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任を今年夏から秋にかけて、前倒しで発表する意向だと報じた。パウエル氏の任期は来年5月まで。次期議長を早めに発表すれば、パウエル氏の影響力がそがれる恐れがある。
関係者によると、トランプ氏はここ数週間、9月か10月にパウエル氏の後任を選び、発表する計画を検討している。また、利下げに慎重なパウエル氏に激怒していることから、発表は夏に早まる可能性もあるという。
トランプ氏は25日、オランダ・ハーグでの記者会見で、パウエル氏の後任を「3、4人の中から選ぶ」と話した。