特産の梅「城州白」を収穫する大学生=25日、京都府城陽市 梅酒を絞った後に残る実の残渣(ざんさ)を使った新商品の開発に、京都府城陽市の酒蔵と同志社女子大の学生が取り組んでいる。同市は「城州白」という梅の品種の産地。果肉が厚く、香りが強いなどの特徴があり、梅酒や梅シロップなどに使用されるが、残渣の処理が課題だった。
昨年は残渣をあんに練りこんだあんぱんを開発。この日は学生がウメの収穫や梅酒づくりを行いながら、城州白の特徴や生産現場の実情などを学んだ。酒造会社の代表は「他にはない長所のある品種だが、需要をいろいろな形で作っていく必要がある。当社の直売所で売れるようないい商品を考えてほしい」などと激励していた。