

ロベルト・カヴァリ 2025年春夏コレクションより
Image by: ©Launchmetrics Spotlight
イタリアのファッションブランド「ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)」のオーナーであるオーリエル・インベストメントSA(Auriel Investment SA)が、同ブランドの売却や外部からの資本受け入れを含む戦略的提携を検討していると、伊ロイター通信が報じた。現在、「すべての関係者が参加する形で、最適な成長への道を探っている」という。
ロベルト カヴァリは、1970年にデザイナー ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)がフィレンツェで創業。アニマル柄をレザーにプリントしたドレスなど、アイコニックでエレガントなアイテムを展開している。
同ブランドは米国を中心に人気を集めていたが、2010年代以降は業績の低迷が続き、2015年にはイタリアの投資会社クレッシドラ(Clessidra SGR)が株式の90%を取得。その後、経営再建が試みられたものの、2019年には破産手続きを申請した。同年、ドバイの不動産会社 Damac Propertiesのフセイン・サジワニ(Hussain Sajwani)会長による個人投資会社オーリエル・インベストメントSAが買収。西欧と米国の主要市場への進出を目指していた。
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