りんくう医療センターと連携へ＝「赤ちゃんポスト」設置先に―大阪府泉佐野市

　親が育てられない乳児を匿名で預かる「赤ちゃんポスト」の設置を目指している大阪府泉佐野市は２６日、市内の「りんくう総合医療センター」を設置先の候補とし、連携して協議を進める方針を明らかにした。一部の病院関係者だけに身元を明かして出産する「内密出産」についても、市民に限定せずに受け入れるよう求める考えで、２０２６年度の運用開始を目指す。

　市によると、赤ちゃんポストの設置は全国３例目だが、自治体主導は全国初という。

　りんくう総合医療センターは、出産前後の比較的高度な医療を提供できる地域周産期母子医療センターに認定されており、市は設置先としてふさわしいと判断した。