スターバックスのドーム型のフタがついたプラカップを使ってシソを栽培する動画がYouTubeで話題です。記事執筆時点で12万回以上再生され、1300件を超える高評価を獲得。気軽に始めやすい水耕栽培で、どのくらい収穫できるのでしょうか。
投稿したのは、土を使わない水耕栽培をメインに、園芸について発信しているYouTubeチャンネル「るい【水耕栽培】」を運営する、るいさん。以前には、100均グッズによるシソ栽培の記録が話題になりました。
今回は、スターバックスのカップを栽培ポットとして再利用します。用意するのは、ダイソーで購入したシソの種、ハイドロボール、スポンジ。道具はハサミと箸(1本)です。
ドーム型のフタを逆さにして、カップにはめ込んで使います。スポンジは、フタの穴にちょうど挟まるくらいのサイズで、ハサミでスポンジの真ん中あたりに小さな切り込みを入れたら、水を含ませておきます。
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種をお皿に出したら、箸の先端に水をつけてから種をくっつけるようにして、上記のスポンジの切り込みに種を植えます。
そしたら植えた方を上にして、フタの穴にスポンジを半分挿し込む形で固定し、水を注いだカップにフタをはめたら、明るいところに置いて発芽を待ちます。るいさんは、水は週に2回ほど交換し、特に発芽するまではスポンジが乾いていないか注意して水をあげています。
すると14日目、発芽してスポンジの下から根が出てきました。このタイミングで間引きをしておきます。
発芽後は、週に1回、肥料の「微粉ハイポネックス」を千倍に希釈して使用します。カップの水に入れてよく混ぜ、根が液肥に浸かるように調整します。
さらに藻の発生を減らすための遮光と、株を支えることを目的に、ハイドロボールをフタ側に入れています。
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すると26日目には本葉が出てきて、47日目には立派に成長。ここで1回目の収穫をすると、採れたシソの葉は3株から18枚。とてもきれいな葉で十分な収穫量に嬉しくなります。
次に収穫できたのは58日目で、収穫量は8枚。3回目は75日目で、シソの葉が手のひらよりも大きなサイズに成長しています。
ちなみに、これまでの収穫では頂点の葉を残していましたが、ある程度の草丈になったタイミングで頂点を摘み取る摘心を行い、次回からの収穫量を増やしています。
結果、約300日間でシソの葉を収穫できた回数は19回。収穫枚数は393枚となりました。
なお、花が咲くと葉の味が落ちてしまうため、様子を見ながら今回は307日目で栽培を終了しています。また最初は3株同時に育てており、247日目以降は引っ越しのため1株に減らしているので、3株を育て続けていたらもっと収穫できていたかもしれませんね。
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カップを再利用した栽培動画には、「賢い!」「一粒の種からこんなにも成長する様は、収穫の喜びのみならず成長過程を楽しめて毎日が楽しくなりそうですね」「スタバ行きたい欲求と水耕栽培したい欲求の両方が満たされて最高です」なんて声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「るい【水耕栽培】」では他にも、窓辺でベビーリーフを育てる動画や、スーパーで買ったレタスを再生させてみた動画などが公開中です。
詳しい栽培方法などはブログ「るい【水耕栽培】『育てる喜び、食べる楽しみ』」でも発信しており、ダイジェスト動画はInstagram(@rui_suikou)、情報はX(@rui_suikou)などでも投稿されています。
画像提供:YouTubeチャンネル「るい【水耕栽培】」さん
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