
“自分の常識は他人の非常識“とは言い得て妙であり、たとえ親族間でもすれ違いが起こってしまうようだ。投稿を寄せた50代女性は、抑えきれない鬱憤と共に当時をこう振り返る。
「おまえの常識が欠けてるんじゃねえのと思った出来事でした」
それは父親が亡くなった時のこと。女性の弟が喪主を務め、家族葬を開いたという。(文:湊真智人)
親族が暴言「火葬場で、みんなにも聞こえるような声」
女性の怒りは参列した親族の中のある人物に向けられたものだ。葬儀場から火葬場へ移動した際、その非常識加減は既に行動に現れていた。
|
|
「家族葬だったのに、父の兄妹が1人しかいないのですが、その方が13人引き連れてこられました」
「父の兄妹」ということなので妹、女性にとっては叔母だろうか。ともあれ、一人が引き連れるにしては多い人数だ。家族葬はもとより小規模であるから、その異常性は目立ったことだろう。
食事の準備にも時間を要したため、喪主の弟はこんな提案をした。
「火葬が終わったら、父の昔話でもしながら一緒に食事を食べにいきませんか?」
大勢の同伴者にも気を遣った一言だろう。しかしこの親族はなぜか逆上し始めた。
|
|
「こっちはわざわざ遠いとこからきてやっとんのに、いきなり言うな。常識ないんか」
何とも挑発的で、恩着せがましい物言いだ。投稿者の女性はその場にいなかったようだが、後から伝え聞き、その理不尽さをこう語っている。
「まず、家族葬なので、無理して来ていただく必要性もなく、しかも前日に話していたそうです。それを忘れての暴言。しかも火葬場で、みんなにも聞こえるような声」
「前日」にどう伝えたのかは不明だが、問題の親族が急に参列を求められたわけではないのは確かだ。それにも関わらず暴言とは、もはや弁明の余地もない。
一連の出来事を経て、女性は呆れ気味にこう記している。
|
|
「父も浮かばれないですよね」
※キャリコネニュースでは「葬式の仰天エピソード」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/GNIJZNU6