寝転がる犬さんが「トンカツ」にしか見えない！？「ソースかけちゃうぞ」「さくさくしてそうですね」

「ほとんどの人にトンカツと判定されたイヌ」

【写真】美味しそうなトンカツが揚がりました！？

投稿されたのは、こんがりとキツネ色に揚がった美味しそうなトンカツ。

…ではなく、「犬と猫と下僕」（@DachsMonji）さんが飼っているミニチュアダックスフンドの「じろ」くんが寝転がっている姿です。飼い主さんに「トンカツ」と言われたら、もうそうとしか見えませんね。

「ソースかけちゃうぞ。キャベツ添えちゃうぞ。」
「これはまた綺麗な衣の色で…w」
「さくさくしてそうですね」
「ちょっとまだ火の通りがあまくてピンクなトンカツですね」

「奇跡の一枚」の写真にさまざまな声が寄せられました。この他にも、キャベツと一緒にお皿に盛り付けられたじろくんの画像をアップする人も現れ、大いに盛り上がりました。

実はこの写真、5年ほど前に治療のため、お腹の毛を剃っていた時期に撮影された一枚なのだそうです。撮影された当時の状況や、じろくんについて飼い主さんにお話を聞きました。

ーーこの写真を撮影した時の状況は？

「当時、じろは悪性癌になってその術前検査のエコーの際に病院でお腹の毛を剃られ、ベタベタするのでお風呂に入れたんです。入浴後はいつも大暴れするんですが、その日も床で転がったりして暴れてました。手術と抗がん剤治療をして、今は癌は寛解して獣医さんもびっくりするほどピンピンしています^^」

ーー撮影した当時、周りの人のリアクションは？

「撮影した時はまた暴れてるなー、可愛いなと思って撮影しただけだったんですが、Xに投稿する時なにかに似てるな・・・あ、とんかつだ！と思って、相互フォローさんに向けてなにげなくつぶやいたらバズってびっくりしました。今回ハッシュタグの『ギリギリイヌ判定選手権』を見て、そういえばうちの犬もギリギリ犬だった時があったなーと思って再投稿しました」

ーーじろくんがトンカツに見えたことは、この時以外にも？

「そうですね、もともと毛が茶色くカールしてるので揚げ物に見えやすいです。Xのフォロワーさんからはよく、コロッケとかおかかおにぎりとか毛箒とか言われたりもしますw」

ーー写真では、じろくんが脇腹のあたりを浮かせていますね。

「これは顔が濡れてるのが気に入らず、顔を床に擦り付けようとして勢い余って横向きの海老反りになった感じです」

ーーじろくんの性格は？

「じろは子犬の時に虐待されてたらしく、保護活動している方から両親が譲り受けました。田舎で走り回って育ったのですごく活発で体力があり、老犬になった今も毎朝走るのが日課です。今は17歳くらいなのでだいぶおとなしくなりましたが、おやつを探すのが大好きでノーズワークを毎日何度もやります。性格は頑固でマイペースです」

ーーじろくんを含めて5匹の犬さん、猫さんと一緒に暮らしているのですね。

「はるは、沖縄の『Wanspartner』さんと大阪の『Coka Animal Rescue』さんから譲渡されたミニチュアプードルで、おそらく元繁殖犬で保護された当時はボロボロだったらしいですが、お茶目で食いしん坊、ハイテンションな性格です」

「てんは、元野良猫で捕まえる時失敗してしまったので臆病だけど芯が強くて、だいぶ慣れてきて甘えん坊になりそうな予感です。ふくは、近所の方がお世話してた元さくら猫で、事情があって飼えないのでうちで引き取りました。後から来たくまが大好きな甘えん坊です。くまは、台風の日にうちに入ってきた元野良猫で、人馴れしてるので飼い主さんがいると思って探しましたが見つからず、ふくと仲良くなったため飼うことにしました。体が大きいのにてんに叩かれても怒らない優しい性格です」

飼い主さんは「お世話になっている保護団体さんから、酷い繁殖屋や、保護団体とは名ばかりの団体、多頭飼育崩壊などの痛ましい話をよく聞きます。うちのはるも、子犬を何度も産まされたあげく山に縄で括られボロボロの状態で捨てられていたそうです。ペットを迎える時は、ぜひどんなお店か、どんな団体かよく見極めてくださったら嬉しいです^^ 私も多頭飼育崩壊に陥らないように最善をつくそうと思っています」と話してくれました。 

（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・行橋 友）

動画・画像が表示されない場合はこちら