博多S2025に出走予定のジュタロウ(22年6月撮影、ユーザー提供:だんさん) かつてGI戦線を見据えられていたジュタロウ(牡6、栗東・秋山真一郎厩舎)が、土曜小倉11Rの博多ステークス(3歳上・3勝クラス・ダ1700m)で約1年ぶりの実戦を迎える。
ジュタロウは父Arrogate、母Bodacious Babe、母の父Mineshaftの血統。父は16年の米G1・BCクラシック、17年の首G1・ドバイワールドCなど、G1を4勝した歴史的名馬。叔母のオーサムリザルトは24年のエンプレス杯、ブリーダーズゴールドC、今年のクイーン賞の覇者で、牝馬ダート路線の中心的存在だ。
ここまで15戦3勝。21年11月のデビュー戦を2秒4差で圧勝し、レース直後には米クラシックへの参戦も噂されたほどだった。しかし、その後は気性が災いするなどして、条件クラスで足踏み。とりわけ3勝クラスに昇級後は8戦して一度も馬券に絡めていない。
今回は約1年ぶりの実戦、そして3月に解散した河内洋厩舎から秋山真一郎厩舎への転厩初戦となる。状況的には苦戦も予想されるが、もともとのポテンシャルはメンバー中上位。25日のさきたま杯をシャマルで制した鞍上・川須栄彦騎手との初コンビも起爆剤にして、少しでも変わり身を見せてほしい。