フィギュアスケートのアイスショー「ドリーム・オン・アイス(DOI)」が27日、KOSE新横浜スケートセンターで開幕し、7月から始まる来シーズン限りでの現役引退を表明している女子の坂本花織(25=シスメックス)が新フリー「愛の讃歌」を初披露した。
かつて憧れと語っていた鈴木明子さんが14年ソチ五輪シーズンにショートプログラム(SP)で舞った曲に乗り、幅のあるダブルアクセル(2回転半)やフリップ−トーループの連続3回転ジャンプなどを着氷。最終7本目のループが1回転となるミスには思わず苦笑いを浮かべたが、丁寧に滑り切った。
坂本は18年平昌五輪から2大会連続で出場。22年北京五輪では銅メダルを獲得した。世界選手権では同年から3連覇。今年3月の同選手権は銀メダルだった。
今月20日に神戸市内にオープンした新たな練習拠点「シスメックス神戸アイスキャンパス」のオープニングセレモニーに参加。来年2月にミラノ・コルティナ五輪が控える新シーズンへ「自分の競技人生は1年を切っている。中途半端に2年や3年にするよりも、これをキリにした方が区切りがいい。次の(30年五輪に向けた)4年を目指すとなったら29(歳)なので、26(歳)になる年で区切りをつけようと思いました」と語っていた。
DOIは日本代表のエキシビションとして行われ、今日から3日間で全4公演が開催。女子で今春の世界選手権で銅メダルだった千葉百音(20=木下アカデミー)や同6位の樋口新葉(24=ノエビア)らも出演した。【藤塚大輔】
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