退団を噂されるエリオット[写真]=Getty Images リヴァプールに所属するU−21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットは、今夏の同クラブを退団する可能性があるようだ。27日、イギリスメディア『デイリーメール』が報じている。
現在22歳のエリオットは、2019年夏にリヴァプールに加入し、2020年1月のシェフィールド・ユナイテッド戦でトップチームデビューを飾った。2020−21シーズンはブラックバーンにレンタル移籍して試合経験を積むと、翌シーズンに復帰。ユルゲン・クロップ前監督の最終シーズンでは公式戦全試合でスカッド入りを果たすなど、チームの重要な戦力の一人としてプレーしていた。
しかし、昨夏に就任したアルネ・スロット新監督の下では出場機会が減少。シーズン序盤に負った骨折の影響もあり、今季の出場時間は前シーズンの3分の1以下にとどまっている。
そんななか、エリオットには複数クラブが関心を示している模様。本人も将来について「キャリアは短いので無駄な年月は過ごしたくない」と語りつつ、「チームとクラブのためにプレーしたいし、クラブを愛している。でも、自分自身のことも考えなければならない時もある」とコメント。現状に対する複雑な胸中を明かしている。
『デイリーメール』によると、リヴァプールはエリオットを売却する場合、4000万ポンド(約78億円)以上の移籍金を要求する見通しで、ブライトンやウェストハムに加え、ライプツィヒも獲得に関心を示しているという。またイギリスメディア『コート・オフサイド』は、ブライトンが「定期的な出場機会を保証できる」として、獲得に関心を強めていると伝えている。
リヴァプールは、今夏の移籍市場でレヴァークーゼンからドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツを獲得。ポジション争いが激化することになるが、エリオットがどのような決断を下すのか、今後の動向に注目が集まる。