大規模言語モデル「Claude」シリーズなどで知られる米AIベンチャーAnthropic。日本では「アンスロピック」とも「アンソロピック」とも読まれ、大手メディア間でも表記が揺れている。正しい読み方はどちらか。
同社の発表動画などを見返すと、マイク・クリーガーCPOなどは「アンスロピック」と発音しているように聞こえる。しかし、6月25日に日本の広報代理店を通して公開した報道発表では「アンソロピック」と表記。国税庁の法人番号公表サイトによれば、同日の発表で明らかにした日本拠点の名前も「Anthropic Japan」と書いて「アンソロピックジャパン」と読む。
同広報代理店に確認したところ、現状はAnthropic本社のチームと協議の上「アンソロピック」で統一しているが、今後変わる可能性もゼロではないとの回答が得られた。米本社側が日本語に詳しいわけではないこともあり、現時点では代理店側の判断で暫定的に「ソ」に統一しているという。ただ、代理店もまだ日本拠点の代表とコミュニケーションできていないため、今後変わる可能性もあるとしている。
要するに、まだどちらが正解か、少なくとも広報の観点では定まっていないようだ。ただし同代理店からは「恐らくアンソロピックのままだと思う」との回答も得られたため、ひとまずは「アンソロピック」で間違いなさそうだ。
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余談だが、同じく日本語での読みが迷われがちなAI関連ワードとして、米GoogleのAI「Gemini」が挙げられる。発表当初は「ジェミニ」とも「ジェミナイ」とも呼ばれたが、日本法人によれば「ジェミニ」と呼ぶのが正解という。
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