ラジオNIKKEI賞は3歳限定戦では唯一となるハンデ戦です。ハンデ戦は出走全馬が横一線でゴールできるようにと斤量に差が設けられます。よって、実績のある能力が高いであろう馬は重い斤量を背負うことが多くなりますし、実績があまりない馬は斤量が軽くなりやすい傾向にあります。
各馬の能力差が斤量によって縮まることもあり、ハンデ戦は人気薄の激走に期待ができます。過去10年のラジオNIKKEI賞では、6番人気以下の馬が2勝2着6回3着5回と低評価に反発して好走しています。人気の有無にかかわらず、フラットな目で見るのが的中の鍵と言えそうです。
ただ、前走の着順やレース格には注意が必要です。過去10年のラジオNIKKEI賞では前走4着以内の馬が9勝2着5回3着5回と結果を残しています。前走で大敗せずにリズムを崩していない馬が好走しているとも言えそうです。
一方、前走5着以下は1勝2着5回3着5回。馬券に絡んだ11頭の内、8頭が前走でGII以上に出走。過去10年のラジオNIKKEI賞はすべてGIIIで開催。前走で目立った結果を残せていなかったとしても、そのレースがラジオNIKKEI賞よりも格上だった馬については、相手関係が楽になることで変わり身を見せるケースがあるので注意したいところです。
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◆展開を味方に重賞初制覇へ
今週のラジオNIKKEI賞でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるバズアップビートでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しバズアップビートに高評価が与えられました。
前走は白百合S(L)で3着に好走。未勝利勝ちは2番手からの押し切りでしたが、前走は一転して折り合い重視で道中後方からの競馬。直線では馬群を割ろうとするもスペースがなく、大外へ進路を切り替えるロスが生じてしまいます。そこからグイグイと伸びて上位に入線。ゴール前での脚色は際立っていましたし、スムーズに立ち回っていれば結果は違っていたかもしれません。
ただ、差す形でも結果を残せたのは収穫と言えそうです。また、今回のメンバーを見ると前へ行きそうな馬が揃った印象。しかも、舞台は直線の短い福島の開幕週ですので、スタートから速いペースが予想されます。ハイペースになって差し有利の展開になれば、前走の経験が活きてくるはずです。
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前走よりも相手は揃った印象がありますが、自身の力を存分に出せる態勢でしょうし展開が味方すれば重賞初制覇のチャンスも十分に期待できそうです。
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