【ラジオNIKKEI賞予想】JRA唯一の「3歳ハンデ」重賞 ロングスパート型の馬が有利に

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2025年06月29日 06:35  netkeiba

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ラジオNIKKEI賞に出走予定のビーオンザカバー(撮影:下野雄規)
 1周1600m(Aコース使用時、以下同)、最後の直線が292mという小回りの競馬場で、コーナーを4度回るハンデ戦。福島競馬場芝1800mコースはスタンド前から発走し、馬場を1周少々。2角から向正面にかけて約2m上がり、ゴール前には約1mの坂が設けられているものの、ほぼ平坦コース。コーナーリングの巧みさも含め、ロングスパート型の方が競馬がしやすコースだ。

 ◎ビーオンザカバーは山藤賞の優勝馬。この時は前後半の半マイル47.7秒〜47.8秒というイーブンペースの流れを好位追走から、早めに追い上げて最後は12.3秒、12.0秒の加速ラップの中、正攻法でねじ伏せた。昨年夏のデビュー戦はマジックサンズの2着で今年1月の1勝クラス戦ではのちの重賞で勝ち負けする強いメンバー相手に0.2秒差3着と力のあるところを見せた。前々走の水仙賞は前半1000m62.9秒のスローペースからゴール前2ハロンが11.3秒、11.1秒というレースラップになった上に、終始包まれて参考外。前走のような競馬ができれば上位争いが出来るはずだ。

 〇フクノブルーレイクはスプリングS2着馬。この時は重馬場で最後1ハロンが13.1秒というタフな流れを中団やや後方から、長く良い脚を使って逃げ込みを図るピコチャンブラックを追い詰めた。皐月賞は枠順に泣かされたが、未勝利戦を勝ったときは前半1000m通過62.9秒というスローペースを折り合って進み、11.3秒、11.3秒のレースラップを外から力強く差し切った。57kgのハンデがポイントになりそうだが、背負いなれた斤量だけに大きなマイナスにはならないと判断した。

 ▲バズアップビートは白百合S3着。このときは前後半の半マイルが45.8秒〜47.4秒というハイペースだったが、ほぼ最後方から大外をまわりながら勝った馬と同タイム3着。武運なく初勝利まで時間を要したが、デビュー戦ではジョバンニと好勝負を演じ、初勝利の時は前後半の半マイルが50.3秒〜47.9秒というスローペースを折り合って2番手から抜け出し、小回り競馬に対する適性も示している。

 △モティスフォントは東京競馬場芝1800m3歳未勝利戦優勝馬。超が付くようなスローペースだったが、馬群の中でしっかりと折り合いをつけると最後は狭いところを抜け出した。前走は早めに先頭に立ったところを差し込まれてしまったが、それでも3着以下には決定的な差を付けている。

 白百合S2着の△センツブラッド、この舞台で未勝利戦に勝ったときの内容が良かった△エーオーキングと、あずさ賞2着△エキサイトバイオまで抑えておきたい。

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