メッシ初の古巣対決は…欧州王者PSGが圧巻の前半4発で準々決勝へ

　FIFAクラブワールドカップ2025のラウンド16が29日に行われ、パリ・サンジェルマン（フランス）とインテル・マイアミ（アメリカ）が対戦した。

　現欧州王者のパリ・サンジェルマン（PSG）は、グループBを2勝1敗で首位通過。そのグループステージを欠場していたFWウスマン・デンベレがようやくベンチ入り。最前線の右には、FWブラッドリー・バルコラが配され、中央にFWデジレ・ドゥエが陣取った。対するインテル・マイアミは、FWリオネル・メッシにとってキャリア初の古巣戦であり、かつての指揮官でもあるルイス・エンリケ監督とも再会を果たすことに。

　試合は、序盤からPSGが主導権を握ると、開始早々の6分、ヴィティーニャのFKにファーサイドで待ち構えていたジョアン・ネヴェスが頭で合わせてPSGが先制。その後も相手陣内で試合を進め、39分にはファビアン・ルイスのチェイシングから高い位置でボールを奪取し、再びJ・ネヴェスがゴールネットを揺らした。さらに44分にはドゥエの高速クロスがオウンゴールを誘発。前半終了間際にもアクラフ・ハキミのゴールで1点を加えたPSGが4−0と大きなリードを奪ってハーフタイムを迎えた。

　後半に入ると、PSGは次戦を見据えつつ選手を入れ替えてプレータイムを管理。インテル・マイアミは前半よりもゴールへと迫る回数は増えたものの、最後までネットを揺らすことはできずに試合は終了。PSGが前半に得たアドバンテージを生かしつつ4−0というスコアで快勝した。この結果、PSGの準々決勝進出が決定。フラメンゴ対バイエルンの勝者と4強の座をかけて争うことになる。

【スコア】
パリ・サンジェルマン　4−0　インテル・マイアミ

【得点者】
1−0　6分　ジョアン・ネヴェス（パリ・サンジェルマン）
2−0　39分　ジョアン・ネヴェス（パリ・サンジェルマン）
3−0　44分　トマス・アビレス（OG／パリ・サンジェルマン）
4−0　45＋3分　アクラフ・ハキミ（パリ・サンジェルマン）


【動画】欧州王者圧巻のゴールショー