5月鉱工業生産、0.5%上昇=自動車用金型の受注増
0
2025年06月30日 09:02 時事通信社

経済産業省が30日発表した5月の鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は101.8と、前月比0.5%上昇した。上昇は2カ月ぶり。自動車のモデルチェンジで金型部品の受注が増えたことなどが全体を押し上げた。生産の基調判断は「一進一退で推移している」に据え置いた。
生産は全15業種のうち、生産用機械工業や自動車工業など9業種が上昇した。低下は5業種で、自動車を除く輸送機械工業の落ち込みが目立った。航空機部品の受注が低迷したことが響いた。
5月の出荷は2.2%上昇し、2カ月連続のプラス。在庫は1.9%低下し、2カ月連続のマイナスだった。生産予測は6月が0.3%上昇、7月は0.7%の低下を見込む。
米国の関税措置について同省は、生産や出荷に影響した企業は一部にとどまるものの、4月に比べてやや増えたと説明した。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。