浦和、MF猶本光の移籍先が東京NBと発表「長くお世話になったクラブを離れることに…」

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2025年06月30日 10:00  サッカーキング

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移籍先が決定した猶本光 [写真]=Getty Images
 三菱重工浦和レッズレディースは30日、MF猶本光の移籍先が日テレ・東京ヴェルディベレーザに決まり、完全移籍することを発表した。

 現在31歳の猶本は福岡J・アンクラスから2012年に浦和に加入し、2018年6月にはフライブルクに活躍の場を移したが、2020年1月に浦和に復帰。2024年2月には左ひざ前十字じん帯損傷で長期離脱を余儀なくされ、復帰した2024−25シーズンはリーグ戦で3試合、皇后杯で2試合の出場にとどまったが、浦和ではリーグ戦通算176試合出場29ゴールを記録していた。また、なでしこジャパン(日本女子代表)では通算40試合出場で4ゴールという成績を残している。

 今月27日には移籍を前提とした準備のため、チームを離れることが明らかになっていたなか、移籍先が日テレ・東京ヴェルディベレーザに決定したことを受け、猶本は三菱重工浦和レッズレディースのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「高校卒業後、そしてドイツから帰国してからも長くお世話になったクラブを、このたび離れることになりました」

「なかなか結果が出ず苦しい時期が何年も続いたレッズレディースが、『強い』と言われるチームにまで成長していく過程を目の当たりにし、その中で一緒に戦えたことは私にとってかけがえのない財産です。みんなで何かを成し遂げたときの喜びと達成感は、これまで感じたことのないほど素晴らしいものでした。そして、ずっと目標にしていた優勝を手にしてもなお、満足はできず、もっと成長を追い求めている自分にも気づかされ、そんな贅沢な感覚を教えてもらえて感謝しています」

「一時代を築いたレッズレディースの一員としてその場にいられたことを誇りに思います。ピッチに花が咲くように、みんなの笑顔が広がる輪の中にいられることが幸せでした。輝くみんなの笑顔は、胸に刻まれた星とともにこれからもずっと残り続けます」

「サポーターのみなさんの前で、たくさんの声援を受けながらプレーできたことは、本当に幸せな瞬間でした! どんな時も選手たちを応援し、励まし、支えてくれてありがとうございました! 今は別の道を行くことになりますが、日本にいるのでまたすぐにお会いしましょう」

 また、猶本は日テレ・東京ヴェルディベレーザのクラブ公式サイトでも以下のようにコメントしている。

「日テレ・東京ヴェルディベレーザのみなさん、今シーズンから加入することになりました猶本光です。日本の女子サッカー界をリードする名門クラブの一員になれたことを嬉しく思います。WEリーグ、AWCL、皇后杯、リーグカップ、“4冠”を目指すこのクラブで、チームの勝利に貢献できるよう、全力で戦います! 一日も早くこの新しい環境とチームにフィットし、みなさんの前でプレーできる日を楽しみに、しっかりと準備していきます。今シーズンからどうぞよろしくお願いします!」

 なお、三菱重工浦和レッズレディースではMF塩越柚歩が今月16日に日テレ・東京ヴェルディベレーザに完全移籍したことが発表されているほか、同27日にはDF石川璃音とMF遠藤優、MF栗島朱里が海外クラブへの移籍を前提とした準備のため、さらにMF竹内愛未は海外を含む他クラブへの移籍を前提とした準備のためにチームを離れることが明らかになっており、選手流出が相次ぐ事態となっている。

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