高原の風に揺れる黄色いニッコウキスゲ=29日、栃木県日光市の霧降高原・キスゲ平園地 栃木県日光市の霧降高原にあるキスゲ平園地で29日、黄色いニッコウキスゲが見頃を迎え、大勢の観光客やハイカーでにぎわった。高原に風が吹くと愛らしい花が揺れて、しばらく暑さを忘れさせてくれる。
同園地は、かつて霧降高原スキー場として営業していたが、今は跡地を利用して遊歩道を設け、ニッコウキスゲなどが咲く環境の保全、管理に努めている。
山の斜面には1445段の長い木製階段が整備されており、家族連れらが花をめでながら最上部の小丸山展望台(標高1582メートル)を目指した。苦労して展望台にたどり着くと「やったー、着いた!」と、関東平野を望む景色を眼下に満足そうな表情を浮かべていた。