アンバサダーに就任した近賀ゆかり氏(写真は今年5月31日のもの) [写真]=Getty Images サンフレッチェ広島レジーナは30日、2024−25シーズンをもって現役を引退した近賀ゆかり氏が「サンフレッチェ広島レジーナ アンバサダー」に就任することを発表した。
1984年5月2日生まれで現在41歳の近賀氏は日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)でプロデビューを飾り、INAC神戸レオネッサやアーセナル、キャンベラ・ユナイテッド、杭州女子倶楽部、オルカ鴨川FCなどでも活躍。“WEリーグ元年”の2021−22シーズンからはS広島Rでプレーし、公式戦通算61試合で4ゴールを記録した。
また、2005年にデビューを飾ったなでしこジャパンでは国際Aマッチ通算100試合に出場し5ゴールをマーク。主力として2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝や2012年のロンドンオリンピック準優勝、2015年のFIFA女子ワールドカップ準優勝に貢献するなど、輝かしいキャリアを築いた。
そんな近賀氏は2024−25シーズンをもって現役を引退。今後はS広島Rのアンバサダーとして、広報活動や、営業のサポート、地域貢献・プロモーション活動、サンフレッチェ広島レジーナ、レジーナアカデミーにおける定期的な視察・指導などを行なっていくことが明らかになった。
アンバサダー就任が決定した近賀氏はS広島Rのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「このたび、サンフレッチェ広島レジーナのアンバサダーに就任しました。新しいチャレンジに、気持ちが引き締まる思いです。レジーナがWEリーグでの優勝を果たし、日本、そしてアジアの女子サッカーを牽引する存在となること、さらには広島から世界へ羽ばたくクラブへと成長していくことを目指し、全力を尽くしてまいります」
「育成型クラブであるサンフレッチェ広島の一員として、男子チーム同様に、アカデミー出身選手がトップチームで活躍できる環境づくりに貢献できるよう努めてまいります。私自身、選手以外の立場での仕事は初めてですが、初心を忘れず、スタッフの皆様のご指導のもと、自分にできることを一つひとつ形にしていきたいと考えています。サンフレッチェファミリーの皆様 レジーナと共に、世界へと昇っていきましょう!!」