
葬儀の風習は地域によって様々だが、なかには他の地域から見ると驚くような習慣もある。投稿を寄せたのは、北海道在住の60代女性だ。自身の地域の葬儀についてこう語る。
「北海道は、お葬式の後で集合写真を撮ります。 今は少なくなった習慣ですが、昔は必ず集合写真を撮り、後で親族に送りました」
記念撮影は結婚式などの祝い事ではお馴染みの光景だが、葬儀の場でとなると驚く人も多いだろう。(文:篠原みつき)
「写真屋さんに頼んでいました」
投稿者は「遺影を持ち喪主施主を中心に」写真を撮っていたことを振り返った。撮影は「写真屋さんに頼んでいました」というから、葬儀に親族で写真を撮ることの重要性がうかがえる。
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喪服姿の親族が、遺影を中心に並んで写真に収まる。驚くような光景だが、広大な北海道では親戚どうしでも集まる機会が少なかったため、写真を撮って後で送ることでつながりを確認できるよう生まれた風習だとされている。かつては当たり前のように行われていたが、現在では目にする機会も減ってきているようだ。
「今は、田舎くらいにしか残っていないのかもしれません。喪服で記念写真は、ちょっとびっくりします」
投稿者自身も驚くことを明かしているように、地元の人にとっても珍しい習慣になりつつあるのかもしれない。時代の変化とともに、風習も少しずつ形を変えていくのだろう。
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