朝日新聞社は6月30日、事業ポートフォリオ見直しの一環として、グループ5社を10月1日付で2社に再編すると発表した。いずれも朝日新聞社の100%子会社となる。
朝日インタラクティブは、メディア事業とWeb受託開発事業で会社を分割。このうちメディア事業は、グループ会社の朝日デジタルラボ、サムライト、ディーイーシー・マネージメントオフィスの3社と合併する。
存続会社は朝日インタラクティブだが、社名は「株式会社4X(フォーエックス)」に改める。朝日インタラクティブの強みであるメディア運営やリードジェネレーションに、他の3社が持つブランド戦略や広告クリエイティブ、動画製作といったノウハウを加え、企業のマーケティング活動を戦略立案から一環して支援するとしている。
なお4Xは当初、朝日インタラクティブがある神保町オフィスを使用するが、12月に朝日新聞の東京本社ビル(東京都中央区)に移転する予定だ。
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一方、朝日インタラクティブのWeb受託開発事業は、子会社であるアルファサードと統合し、承継会社および社名はアルファサードとする。アルファサードは、2024年に朝日インタラクティブが買収した企業で、CMSなどのWeb関連ソフトウェア開発や企業・公共機関のWebサイト構築などを手がけている。
なお、朝日インタラクティブが保有していたアルファサード株式は6月25日付で朝日新聞社に現物配当したため、アルファサードも朝日新聞社の100%子会社となった。
朝日新聞社は、再編の目的について「各社が持つアセット・リソースを最大限に生かし、広告制作、デジタルメディア、動画コンテンツ、リードビジネス、イベント運営、Web受託開発といった多岐にわたる領域において、顧客への提供価値を向上させる」と説明している。
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