<阪神−巨人>◇1日◇甲子園
阪神の球団創設90周年レジェンズデーで、85年のリーグ優勝、日本一時のクリーンアップ3人が勢そろいした。ランディ・バース氏(71)、掛布雅之OB会長(70)、岡田彰布オーナー付顧問(67)が試合前のイベントなどに出演。球場隣接の甲子園歴史館では3人そろってのトークショーも行った。
現状の阪神はシーズン半ばの73試合を終え、2位広島、3位巨人に3・5差をつける首位に立ち、2年ぶりのリーグ優勝へまい進中だ。バース氏、掛布会長はエールを送ったが、岡田顧問1人は「危ない兆候」ときっぱり。同顧問は監督時代の23年にリーグ優勝、日本一に導いたが、08年の第1次政権時は球宴前に2位に13ゲーム差をつけながら、巨人の逆転優勝を許した経験も持つ。「7連敗(して)負けても(差が)縮まらない。勝っても(差が)開かないっていうのはね、これ、えらいことなってきたなと思ってね。たぶんオールスターまで3・5差は変わらさないですよ。独り勝ちしても、2位のチームがどっか勝つんでね。負けると縮まるんですよ。一番危ない兆候ですね。前も言ったけど、80勝以上勝てるチームの戦力は阪神だけなんですよ。普通にやれば80勝てるんだけど、これ(7連敗)で(優勝ライン)80いかないでしょね。たぶん。80いかないということは、他のチームにもチャンスがあるいうことですよね。つぶし合いしている割には勝った方が貯金ないんで。これはちょっと難しいですね。あとオールスターまで18試合。ここでだいぶ勝たないと、しんどいですよ。今日から巨人3つ、横浜、広島ですよね。9試合が、ゆっくりオールスター明けに野球できるか、できないかの分岐点なんじゃないかなと思ってますね」と、後輩たちに辛口エールを送った。
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