<阪神2−1巨人>◇1日◇甲子園
阪神森下翔太外野手(24)が、オールスター最多得票御礼の躍動を見せた。1点リードで迎えた3回1死三塁。巨人西舘は5球連続の直球攻め。「なかなか全球真っすぐは頭になかったですけど、結果として1点取れたんで良かったかなと思います」。152キロに詰まりながらも、遊撃の頭上を越える左前適時打。これでリーグトップの打点を53に伸ばした。
さらに守備では7回。右前打を放ったキャベッジが、勢いが弱まる打球を見て二塁を狙うと、右翼の森下はすかさずチャージ。素早くボールを右手で直接つかんで二塁送球しタッチアウトにした。「積極的に走塁してくる選手だなと思っていたので、自分もしっかり捕球して、冷静だったかなと思います」。試合前には球宴のファン投票結果が発表され、外野手部門で森下は12球団最多得票の77万8130票を獲得。期待にたがわぬ好プレーでチームを救った。
この日は6月上旬に頭部打球を受けた石井が復帰登板。8回にマウンドに上がり、0に抑える姿を見て、森下も気持ちを新たにした。「リリーフ陣もタフな試合が続いているので、なかなか消耗していると思う。その中で大智さん(石井)が1人増えたら大分違うと思う。大智さんにつなげられるようにできれば、しっかり抑えてくれるので、継続してやっていきたいです」。強力ブルペンが守る得点を、たくさんもぎとって見せる。【磯綾乃】
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