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国土交通省は7月1日、航空機内におけるモバイルバッテリーによる発熱・発火対策として、取り扱いルールを変更すると発表した。8日以降、機内に持ち込むモバイルバッテリーは座席の上にある収納棚には入れず、状態が確認できる場所に置くことが求められる。
国土交通省では、機内預け荷物にモバイルバッテリーを含めることを禁止している他、機内持ち込みの場合でもワット時定格量の制限(160Wh以下)や短絡を防ぐ措置を求めているが、新たに2つの協力要請項目を加えた。
1.モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納しないこと
2.機内でのモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電や、機内電源からモバイルバッテリーへの充電については、常に状態が確認できる場所で行うこと
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モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は、外部からの衝撃などによる内部短絡や過充電などで発熱、発火のおそれがある。今年1月に韓国の金海空港で発生したエアプサン航空機炎上事故では、調査によってモバイルバッテリーからの発火が原因である可能性が指摘されている。
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