ニコ・ウィリアムズのバルサ移籍に暗雲?…ラ・リーガ会長「現時点で選手登録はできない」

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2025年07月02日 18:22  サッカーキング

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バルセロナ移籍が噂されているニコ・ウィリアムズ [写真]=Getty Images
 ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、バルセロナ移籍が有力視されているアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズについて言及した。7月1日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 スペイン代表FWラミン・ヤマルとブラジル代表FWハフィーニャの負担を軽減するべく、今夏の移籍市場でウイング(WG)の補強を目指しているバルセロナは、以前から関心を寄せていたN・ウィリアムズとの交渉を進行。すでに2031年6月末までの6年契約締結で個人合意に達しており、今後は5800万ユーロ(約98億円)に設定された契約解除条項を発動する見込みと報じられている。

 しかし、アスレティック・ビルバオは「各クラブは収入の範囲内でしか支出できない」と定めたれたラ・リーガの財務管理規則1.1条にバルセロナが違反している可能性を指摘し、今夏の移籍市場における動きを厳しく監視するよう要求。ジョン・ウリアテ会長とジョン・ベラサテギGD(ゼネラルディレクター)はスペインサッカー連盟(RFEF)およびラ・リーガへ、バルセロナの財務状況に関する懸念を伝達した模様だ。

 慢性的な財政難に陥っているバルセロナでは、ラ・リーガが定めたサラリーキャップの超過によって選手を登録できない問題が度々発生しており、昨年夏に獲得したスペイン代表MFダニ・オルモは2024−25シーズンのラ・リーガ開幕後数試合の欠場を余儀なくされた。N・ウィリアムズ陣営もこうした点を考慮し、選手登録に関する確約を契約書に盛り込むことを望んでいるという。

 そうした中、ラ・リーガのテバス会長は「バルセロナは現時点でN・ウィリアムズを登録することはできないだろう」とコメント。今後もバルセロナの財務状況に大きな注目が集まることとなりそうだ。

 なお、バルセロナは昨年、負傷で長期離脱したデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの給与枠の一部を使うという特例措置により、ダニ・オルモとスペイン人FWパウ・ビクトルを登録。12月末までにサラリーキャップの超過を解消できなかったが、スペインの高等スポーツ評議会(CSD)による暫定措置によってシーズン後半戦の登録も可能となっていた。

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