3打点をマークしたカブス・鈴木誠也(写真=GettyImages)○ カブス 5−4 ガーディアンズ ●
<現地時間7月2日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスがガーディアンズに2連勝。先発登板した今永昇太投手(31)は6回途中3失点という投球で今季5勝目をマーク。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、3打点を記録した。
復帰戦から中5日で本拠地マウンドに上がった今永は初回を三者凡退に抑えるも、2回表の先頭打者サンタナに初球で10号先制ソロを浴びると、続く5番トーマスにも初球で4号ソロを被弾。3回表にも2番フライに2号ソロを打たれ、3点リードを許す展開となった。
それでも打線は3回裏、無死一、二塁の好機で鈴木が第2打席を迎えると、ガーディアンズの先発右腕バイビーが投じたスイーパーを捉え、左中間フェンス直撃の適時二塁打。4番ピート・クロー・アームストロングも適時打で続き、スコア2対3と1点差に詰め寄った。
さらに4回裏、二死二、三塁と再び好機での第3打席は、先発バイビーからしぶとく二遊間を破り、これが逆転の2点タイムリー。続くクロー・アームストロングも適時三塁打を放ち、5対3と試合をひっくり返した。
援護を貰った今永は4回、5回と三者凡退。6回表の先頭フライに安打を許したが、被本塁打以外での走者はこの一度のみと粘りを見せた。続く3番ラミレスを二飛に打ち取ったところでマウンドを降り、以降をブルペン陣が逃げ切り。チームは5カードぶりの勝ち越しを決め、地区2位ブリュワーズとの差を3ゲームに拡大している。
この試合の今永は5回1/3、81球を投げて4被安打、無四球、4奪三振、3失点という投球で、復帰から無傷の2連勝をマーク。今季10試合目の登板を終えて成績は5勝3敗、防御率2.78となっている。
また、鈴木は3打数2安打、3打点、2四球の活躍で逆転勝利に貢献し、今季成績は打率.261、23本塁打、73打点、OPS.867に向上。打点部門でMLB全体トップに立ち、ナショナル・リーグ2位のエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)に4打点差をつけている。