キセキ産駒がJRA初出走Vなるか サインが日曜小倉でデビュー

　父に最高のプレゼントを届けるか。サイン(牡2、栗東・佐藤悠太厩舎)が日曜小倉5Rの2歳新馬(芝1800m)でキセキ産駒のJRA初出走初勝利を狙う。

　サインは父キセキ、母イヴ、母の父ダイワメジャーの血統。父は17年の菊花賞馬。その後は未勝利に終わったが、芝の中長距離路線で息長く活躍した。一方の母系を見ると、母はJRAで1勝だが、伯父のダノンヨーヨーは10年の富士Ｓの覇者。祖母のフローラルグリーンは01年のエルフィンＳの勝ち馬で、その半兄のナリタトップロードは99年の菊花賞など重賞7勝を挙げている。父の馬主でもあった石川達絵オーナーの所有馬だ。

　ここまで坂路とCWを併用して乗り込まれてきた。2日の坂路最終追いでは4F53秒2、1F12秒1の好時計をマーク。水準以上の能力を秘めていることは間違いない。鞍上に頼れる松山弘平騎手を迎え、態勢は万全。北海道の父に吉報を届けることを願いたい。