福島5R新馬戦に出走するアランカール(撮影:井内利彰) 7月5日(土)は福島・小倉・函館の3場開催。4日正午の馬場状態は福島と小倉が芝ダートともに良。函館が芝ダートともに稍重となっている。
■マレーシアCでバッデレイトがOP入りに挑む
小倉11Rは芝1800mのマレーシアC(3勝)。バッデレイトは3走前の春日特別を勝利すると、昇級初戦の難波Sでは結果が出なかったが、前走の垂水Sでは2着を確保し、クラスに目処を立てた。初の小倉コースとなるが、早めに動けるので合うだろう。ここを勝ってOP入りするか。対するは半姉に桜花賞馬ハープスターを持つ良血コルレオニス、小倉コースを得意とするアイスグリーンなど。
■TVh杯でOP入りを狙うソルトクィーン
函館11Rは芝1200mのTVh杯(3勝)。ソルトクィーンは3走前の4歳以上1勝クラス、2走前の熱田特別と連勝し、勢いに乗って臨んだ前走のUHB杯でも3着と好走した。函館コースも経験済みで、洋芝への適性も示している。ここで勝利を飾り、OPクラスへ進みたい。対するは前走の函館日刊スポーツ杯を快勝したドゥアムール、桜花賞以来の出走となるナムラクララなど。
■TUF杯でルディックがOP入りに挑む
福島11Rはダート1150mのTUF杯(3勝)。ルディックは2走前の吹田特別を快勝すると、昇級初戦の前走リボン賞でも3着と好走し、クラスの壁を感じさせない走りを見せた。今回は初の福島ダート1150mがカギとなるが、今の充実ぶりなら克服の可能性は十分あるだろう。対するは前走が圧勝だったエコロアゼル、休み明けでも力のあるアイアムユウシュンなど。
■横手特別でプロミストジーンが待望の勝利へ
福島10Rはダート1700mの横手特別(2勝)。プロミストジーンはデビュー2連勝の後、リステッドのヒヤシンスS、OP特別の青竜Sで連続2着と、世代上位の力を示してきた。今回は初の1700m戦となるが、マイル戦での安定した走りを見る限り距離に不安はない。古馬との初対決でも確勝を期す。対するは休養明けも素質上位のベルギューン、前走が好内容だったエフフォーリアの半妹イゾラフェリーチェなど。
■フィリピンTでロードマイライフが連勝を狙う
小倉12Rは芝1200mのフィリピンT(2勝)。ロードマイライフは前走、福島の医王寺特別を快勝。近走は1200mの短距離戦で安定した脚を見せており、昇級初戦でも楽しみだ。対するは近2走連続で3着と堅実なフーコサンライズ、同じく上位争いを続けるインプロバイザーなど。
■TAインディア賞でメイショウズイウンが実績示す
小倉10Rはダート1700mのTAインディア賞(2勝)。メイショウズイウンは3走前に伏竜Sで2着、2走前のユニコーンSでも3着に入るなど、重賞やOP特別で強敵相手に渡り合ってきた実力馬。前走の加古川特別では2着と勝ち切れなかったが、勝ち馬との着差はハナ。ここは勝ち上がりを期待したい。対するは昇級後も崩れないトーレ、ひと叩きされたギマールなど。
■小倉2Rで良血エスタンシアが初勝利狙う
小倉2Rはダート1700mの3歳未勝利。エスタンシアは芝で頭打ちだったが、ダートに矛先を向けてから2戦連続で2着と好走。レースセンスの高さを見せつけている。半姉はGI馬レシステンシアという良血で、ダートでの素質は高そうだ。ここで決めたいところ。対するは先行力が魅力のヴァリオーサ、小倉の前走が好内容の3着だったアイドルアイズなど。
■福島5Rの新馬戦でシンハライトの仔アランカールなどがデビュー
福島5Rは芝1800mの新馬戦。16年オークス(GI)など、重賞3勝を挙げたシンハライトの仔で、エピファネイア産駒のアランカールが北村友一騎手でデビューする。
■節目の勝利までわずか
・泉谷楓真騎手、JRA通算100勝まであと1勝、小倉で1鞍に騎乗。
・原優介騎手、JRA通算100勝まであと2勝、福島で5鞍に騎乗。