「今も涙」14本の竹灯籠で追悼 特養「千寿園」跡地 九州豪雨5年

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2025年07月05日 12:00  毎日新聞

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千寿園があった場所に花を手向けにきた自衛隊員。5年前の救助活動に参加したという=熊本県球磨村で2025年7月4日午後6時22分、野呂賢治撮影

 九州豪雨から5年となった4日、被災地は祈りに包まれた。熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」の跡地では、地域住民らが亡くなった入所者数と同じ14本の竹灯籠(とうろう)に火をともし、黙とうをささげた。


 千寿園は豪雨後、村内の高台へ移転しており、現在の施設に勤務する職員の姿もあった。近くに住む小川公子さん(78)は「千寿園で亡くなった方のことを思うと今でも涙が出る」と話した。


 竹灯籠への点火前には、陸自えびの駐屯地(宮崎県えびの市)の男性自衛官(52)も訪れた。自衛官は当時、千寿園の救助活動に携わったといい、「ショッキングな出来事だった。14人のためにここにきて冥福を祈りたかった」と語った。【野呂賢治】



このニュースに関するつぶやき

  • 言っちゃ悪いが、特養に入る位になったら要介護5とかの全介助の身体能力の利用者が殆どなんだし、災害発生したらまず助からんよ。「助かる命が有った筈」と言うだろうけど、正直手ぇ回らんよ。
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