清水寺の賽銭箱に肘つき、本殿居座り無料休憩所化、外国人観光客の言動に「京都は終わってる」悲しい現状

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2025年07月05日 12:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

清水寺(写真はイメージです)

 訪日外国人の増加により、オーバーツーリズムが深刻化している京都。そんな外国人旅行客による迷惑行為がたびたび問題になっている。

 5月にTikTokで投稿された外国人男性による清水寺での問題行為が、日本でも拡散され批判が殺到することに。

清水寺が「無料休憩所」化

 問題視されているのは、本堂舞台の入り口附近にある弁慶が使っていたとされる錫杖に関する動画。約96kgある錫杖を持ち上げるため、本来乗るべきでない錫杖を囲う柵に乗り上げているのだ。

《真似する人が出てこないように動画消して欲しい》

《色々勉強してから日本に来て下さい。どこの国にもルールあると思いますが…》

 投稿者は、

《申し訳ありませんが、それは禁止されていることを理解していませんでした。前の人が私たちの前で同じことをしていたので、それが持ち上げる方法だと思ったので、私たちもそうしました》

 と前の人もやっていたことや、禁止であることを知らなかったというコメントとともに謝罪はしているものの、7月4日現在も動画は削除されていない。

 またTikTokで投稿された「清水寺の悲しい現実」という動画にも、驚くべき光景が映し出され、同じく批判が殺到している。6月30日の様子を淡々と撮影した動画だが、賽銭箱に肘をつく外国人男性や、無料休憩所のように本堂に座り込む多くの人たちの姿が。

 コメント欄では、

《神聖な場所が「休憩所」になってる》

《これは、どこのテーマパークですか?》

《もう京都は終わってるよ》

 と投稿者同様に、マナーを守らない観光客が目立つようになった清水寺や京都の現状を嘆く声が殺到している。

京都は以前から海外の人に人気のスポットだったものの、ここ数年は地元住民の生活に大きな影響が出ているほどインバウンドの増加に悩まされています。混雑は仕方ない部分もあるとはいえ、あまりにもマナーが悪い観光客が増えると遺産の価値が損なわれたと見なされ、世界文化遺産が取り消しになる可能性も。寺院なども海外の方にもわかるように、注意喚起をしっかり行ってほしいですね」(トラベルライター)

 清水寺の公式サイトのトップには、

《【重要なお知らせ】お参りの皆さまへ》

 と題し、境内での座り込みや長時間同じ場所での撮影など、他の参拝者のお参りや通行の妨げとなることなどを禁止する注意喚起が記されているものの、日本語のみとなっている。海外向けのサイトもあるものの、そこには注意喚起の項目は発見できなかった。

 京都の美しい景色を守るためにも、マナーの周知を徹底してほしいものだが……。

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