わずか1.6kmの「阪急今津南線」…阪神タイガースファンにとっては不可欠なフィーダー路線、その理由とは!?

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2025年07月05日 17:10  まいどなニュース

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西宮北口〜今津間を3両編成の電車が往復する

阪急今津南線(西宮北口〜今津)は1.6kmの短路線です。これだけ短い路線ですが、阪急と阪神をつなぐ貴重なフィーダー路線です。また、これからの沿線開発が楽しみな路線でもあります。映画化された今津北線(西宮北口〜宝塚)と比べると地味な存在ですが、知っておいて損はありません。

【写真】国道2号線横には阪神国道駅がある

阪急沿線から甲子園球場に行ける路線

「今津南線」はあくまでも俗称であり、正式な路線名は今津線(今津〜宝塚)です。今津線は1984年に西宮北口駅の改良工事に伴い、西宮北口駅を境に南北に分断されました。したがって、宝塚〜今津間を直通する列車はありません。今津北線が神戸線直通の準急が存在するのに対し、今津南線は3両編成のワンマン運転の電車が線内を行ったり来たりしています。

そんな今津南線ですが、阪神タイガースファンにとっては不可欠な路線です。なぜなら、西宮北口駅で阪急神戸線、今津駅で阪神本線と接続し、阪急と阪神をつなぐ貴重なフィーダー路線だからです。西宮北口駅から甲子園駅までの所要時間は、今津駅乗換で約10分です。

阪神間に住んでいると、意外と阪急の駅から阪神の駅へ徒歩移動できるケースが少ないように思えます。徒歩移動可能な阪神間の駅ですと、阪急春日野道駅・阪神春日野道駅(神戸市中央区)、阪急王子公園駅・阪神岩屋駅(神戸市灘区)が挙げられます。

しかし、阪急春日野道駅、王子公園駅は特急停車駅ではなく、阪神春日野道駅、岩屋駅は普通しか止まりません。一方、阪神御影駅、魚崎駅、芦屋駅、西宮駅などの阪神特急の停車駅は、阪急の駅から離れています。

ところで、西宮北口駅の今津南線ホームにある南東改札口は、同駅の中で阪急西宮ガーデンズに最も近い改札口です。今津南線は阪急西宮ガーデンズにも、アクセスしやすい路線です。

阪神国道駅は新病院の玄関口に

今津南線唯一の中間駅が阪神国道駅です。阪神国道は国道2号線を指します。同駅は1974年まで、国道2号線の路面電車、阪神国道線北今津電停の接続駅でもありました。現在は近くに阪神バスのバス停「阪神国道駅前」があります。

また、駅周辺にはアサヒビール西宮工場がありました。同工場は、阪神間屈指の工場見学スポットでしたが、2012年に閉鎖。跡地では、西宮総合医療センター(仮称)の建設工事が進み、2026年7月の開院を目指しています。阪神国道駅は新病院の最寄駅になることから、今津南線の役割は増すことでしょう。

(まいどなニュース特約・新田 浩之)

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  • 昔は宝塚駅から乗換え無しで今津まで行けた。 西北で降りて、エスカレーターで上がって人多いコンコース抜けて乗換えは、結構面倒なのよね^^;
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